The Indifference Engine

The Indifference Engine

814円 (税込)

4pt

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ぼくは、ぼく自身の戦争をどう終わらせたらいいのだろう・・・・・・戦争が残した傷跡から回復できないアフリカの少年兵の姿を生々しく描き出した表題作をはじめ、盟友である芥川賞作家・円城塔が書き継ぐことを公表した『屍者の帝国』の冒頭部分、影響を受けた小島秀夫監督にオマージュを捧げた2短篇、そして漫画や、円城塔と合作した「解説」にいたるまで、ゼロ年代最高の作家が短い活動期間に遺したフィクションを集成。

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The Indifference Engine のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年11月29日

    引き寄せられるような疾走感と、たっぷりの皮肉と、途方もない退廃と、途轍もない喪失感。
    そういったものたちが、残されていった。
    その先がないことが、とても、寂しい。

    1

    Posted by ブクログ 2014年12月06日

    ボンドとスナッチャーと
    グレイフォックスと蛮族とワトソンと。

    コジプロ作品に関係する2つはどちらも興味深く、特にスナッチャーは面白かった。先に虐殺器官を読んだので、読み比べる楽しさもあった。

    蛮族の短編は文章を怒りと憎しみを感じる程にまたそれが面白いなと感じた。

    ボンドの話としては伊藤計劃らし...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年02月26日

    やっぱ伊藤計劃には生きてて欲しかったな―

    彼の描くディストピアが好きです。
    今の世から考えたらどうにもおかしいのに、そこでは当然とされるディストピア。

    概念を一ついじるだけでこうもおかしな世界になる。
    それを描けるのが一番の魅力です。


    ディストピアと自我の関係を描いた作品もっと読みたいです。

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月14日

    単語やら難しい表現が飛び交うが特に気にせずわかった気持ちになって読めばおもしろい。
    その分野に明るい読者であれば何倍もその魅力は増すと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月18日

    虐殺器官やハーモニーに対する補完作品や、メタルギアソリッドやある有名映画のオマージュ作品かな?
    From the nothing, with love.が、伊藤計劃の他の作品とも違ったまた独特の世界観のある作品で、なかなかな着眼点に基づくSF作品で特に良かったです。

    0

    Posted by ブクログ 2021年03月12日

    伊藤計劃の世界観が詰まった短編集。人間とはというテーマでリアルかつ残酷に物語を描いている。おそらく、もっと深く詳細なテーマがあり、今の自分では読み取れ切れないのが残念。虐殺器官、ハーモニーを再読したくなった。

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月18日

    虐殺器官との繋がりもあり、面白かった。
    自分は、この中では『the indifference engine 』が一番面白かった。虐殺器官と比べてみることができ、また、「戦争が終わっても、本当の意味での戦争は終わっていない」というのがとても印象的だったからだ。
    その他の作品で、読みづらいものや難しいも...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年03月10日

    伊藤計劃の短編やコミックの原作を務めた作品を集めた作品集。『虐殺器官』で描かれた戦争や悲劇に対する考察や、『ハーモニー』で描かれた意識、自由意志などそれぞれの作品に補完の関係があり、呼応している。「007」シリーズや「メタルギア」シリーズに対するオマージュの作品もあり、伊藤計劃の作品は自身の作品群の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月28日

    "短編集、The Indefference Engineという表題の作品が強烈な印象を残す。
    ホテルルワンダの世界そのまま。
    007への愛情あふれる作品もいくつかある。
    最後に収録されている「屍者の帝国」は最近別の作家の手を経て発売された。"

    0

    Posted by ブクログ 2018年01月04日

     書籍というきちんとした形でまとめられていなかった作品を集めた作品集。
     6つの短編に、2つの劇画、1つの他の作品の解説、という構成になっている。
     やはり6編の短編はどれも極上。
    「セカイ、蛮族、ぼく。」という短編だけは少し毛色が違っているが、残りはどれも伊藤計劃らしさが漂ってくる作品となっ...続きを読む

    0

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