すべての雲は銀の…(上)

すべての雲は銀の…(上)

649円 (税込)

3pt

誰も愛せない。壊れた心に降り積もる物語。心変わりした恋人由美子が選んだのは、こともあろうに兄貴だった。大学生活を捨てた祐介は信州菅平の宿「かむなび」で、明るさの奥に傷みを抱えた人々と出会う。 (講談社文庫)

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  • すべての雲は銀の…(上)
    649円 (税込)
    誰も愛せない。壊れた心に降り積もる物語。心変わりした恋人由美子が選んだのは、こともあろうに兄貴だった。大学生活を捨てた祐介は信州菅平の宿「かむなび」で、明るさの奥に傷みを抱えた人々と出会う。 (講談社文庫)
  • すべての雲は銀の…(下)
    649円 (税込)
    宿を整え、厨房を手伝い、動物の世話をする。訪れるのは不登校の少女や寂しい老人、夢を追う花屋の娘たち……。人々との出会い、自然と格闘する日々が、少しずつ祐介を変えていく。一方、瞳子は夫の消息を追ってエジプトへ。もう一度誰かを愛せる日は来るのだろうか――。壊れかけた心にやさしく降りつもる物語。(講談社文庫)

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すべての雲は銀の…(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年05月03日

    端的に言えば、失恋した青年が立ち直る話。

    ただそれだけなんだけど、環境の変化や新しい出会い、恋愛の痛いのも苦いのも、淡いのもビビットなのもありつつ、奇をてらった展開ではなく、主人公の気持ちの移り変わりが丁寧に描かれていると思った。

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    Posted by ブクログ 2012年05月04日

    主人公は普通の大学生。
    幼い頃から敵わないと思ってた優秀な兄貴に大好きな彼女を奪われ、
    二人の裏切りにへこみまくってるところから物語が始まる。

    そんな彼が同級生のすすめで、信州の宿で働くことになり、
    様々な人との関わりを通して少しずつ再生していくという話。

    宿の主、子連れの女性、近所の人たち、花...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年10月19日

    ゆっくり読み過ぎて確か読み終わるのに1年くらいかかった。
    描写がとても綺麗で、恋人に振られ複雑な心境の祐介の心の痛みや煮えたぎるような怒りや、どうしようもない気持ちはよく伝わってきた。
    今度は通して読みたい。

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    Posted by ブクログ 2011年07月28日

    表題は「すべての雲は銀の裏地を持っている」というどこかの国のことわざで、どんな不幸にもいい面はある、というような能天気な意味だそうです。その表題のとおり、いろいろな不幸を抱えた登場人物たちが明るくけなげに会話をして仕事をして信州の厳しい自然の中で生活していくという物語です。村山由佳の文章は読みやすく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年02月27日

    ずっと読みたかった作品。
    ガツガツと読んだ。
    それだけこのお話に引き込まれていったんだと思います。
    まさに非現実空間なかむなび。
    祐介が変わっていく様子などがきゅんっときた。
    瞳子さんの自由奔放っぷりが羨ましかった。
    園主も頑固だけど筋が通っていて素敵だと思います。
    続きが早く読みたく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年02月09日

    村山由佳の作品では一番好きな本。
    信州の田舎宿で大学生が有機生活をしていく話。
    THE 鉄腕ダッシュのダッシュ村のように、そしてこの物語のの「かむなび」のように、有機な生活に憧れる。
    自分が思い描く理想の生活を物語として語ってくれるから、この小説が大好きだ。
    そして、この話を読んでいる今まさにこの瞬...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年01月14日

    恋人由美子の心変わりの相手が兄貴でさえなかったなら、ここまで苦しくはなかったのかもしれない──傷心の祐介は、大学生活から逃れるように、信州菅平の宿「かむなび」で働き始める。頑固だが一本筋の通った園主、子連れでワケありの瞳子・・・たくましく働く明るさの奥に、誰もが言い知れぬ痛みを抱えていた。

    人間は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年05月21日

    人間模様。田舎でのんびり。ものすごい溜息を吐きながら読んだ。畑に生っている柿は何のためにあるかが心に残った。「おいしいコーヒーのいれ方」以外の他の作品も読みたい。

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    Posted by ブクログ 2013年12月28日

    とりあえず物語の舞台が良い。信州のペンションで働くことになった祐介、働くことより心のリハビリが目的という感じがします。
    祐介が駅(町の中)からペンションへと移動するまでの描写が好きです。町の賑やかさから遠ざかっていくように、祐介にとって辛い現実からも遠ざかっている感じ。どこかそれが逃げてるような雰囲...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月27日

    あっけらかんとしてさっぱりした人程他人に見せない影があるもんだな。

    それにしても主人公を取り巻く人物たちの厳しい中にも垣間見える優しさがなんとも言えずほっこりした気分になる。
    辛いことを乗り越え人ならではの優しさが感じられる。

    下巻はどういう展開になるのか続きが気になる。

    0

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