市立第二中学校2年C組 10月19日月曜日

市立第二中学校2年C組 10月19日月曜日

583円 (税込)

2pt

8時09分、瑞希は決まらない髪型に悩み、10時24分、貴大は里中さんを好きになる。12時46分、遠足のグループ決めで内海がひとりあぶれ、12時59分、みちるはどうしても嫌いな人に嫌と言えない――。中2思春期、やっかいだけど輝いている、それぞれの事情。野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞受賞者が描く、「今日」の「この時間」。誰もがかつて、そして今、2年C組の誰かだった。

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市立第二中学校2年C組 10月19日月曜日 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    中学生の細やかな心情を描いてあって、とても共感できます。小学校高学年から中学生の人におすすめです。うまくいかないことがあって悩んでいるときにぜひ読んで下さい。

    0
    2019年01月12日

    Posted by ブクログ

    中学生の普通の日のほんの一時をそれぞれ描いている。
    クラス全員の視点はなかったらしい。解説によると荻野さんと金子さんだけ?もっといる気がする。
    だけど他の人の視点からどんな人かはわかる。
    いじめが描かれているがいたたまれない気持ちになる、日常なだけに解決も救いもない。ちゃんと生きていってくれてるとい

    0
    2022年02月27日

    Posted by ブクログ

    生々しい…

    ノンフィクションじゃないよねと
    思わず確認したいくらい
    中学生の生態があふれている。

    大事件は起きない。
    だからこそ、怖い。

    養護教諭の言葉が染みるよ。
    大人になるほど、自由になれる。

    0
    2021年06月05日

    Posted by ブクログ

    2年C組のとある月曜日の一日を、クラスメイトの視点から追っていく連作短編集。どんどん視点が変わっていくので、読んでいて面白かった。女の子同士の駆け引きのようなものだったり、一人ぼっちにならないように計画的に動いてる様子だったり、読んでいてなるほどと思ってしまいました。子供のころに読んでいたら、もうち

    0
    2014年04月24日

    Posted by ブクログ

    とある中学校の、
    とあるクラスの生徒たち一人ひとりの、
    とある一日のとある時間を切り取った短編連作。

    一人ひとりに背景があり、生活があり、想いがあり、
    一人ひとりが他人と影響を及ぼし合いながら、
    一人ひとりが「自分の人生」を歩んでいる。

    ほんのわずかな「一日の断片」なのに、
    世間的にはまだ子供と

    0
    2014年01月02日

    Posted by ブクログ

    中学生のふつ~の一日。
    特にすごい事件は起こらないのに、読ませます。
    自分が中学生だった頃を思い出したり、
    前の道を歩く中学生を見て、あの子もこの本の中の一人なのかな?
    なんて思ったり。

    0
    2013年12月20日

    Posted by ブクログ

    多感な中学2年生の学校教室の1日をクラス全員の目線で描いた作品、忘れていた不満と不安の思春期の想いがリアルに伝わって来る。

    0
    2024年02月09日

    Posted by ブクログ

    二年C組の面々の朝から夜までが分刻みでくるくると主人公を変え語られ全部で一つの物語のよう。決まらない前髪、苛立ちを持て余し手首を切る子、女子と男子の距離、保健室への避難、連んだ仲の良さ。何でもない日常の臨場感が良い。素朴さの一方でいじめや嫌いな子のいる女子たちが同時に存在する他人事さに複雑になった。

    0
    2018年10月10日

    Posted by ブクログ

    中学二年の二学期。思春期のど真ん中で、最も自意識過剰になり、最も他人からの影響を受ける時。このすべてが大きく変わる時期の、何も起きない一日を切り取った短編集。
    自分に置き換えても、この頃って懐かしくて恥ずかしい。自分が何者かも分からず、虚勢だけは一人前だった。冒頭の「朝はいとも簡単にやってくる。しか

    0
    2017年03月27日

    Posted by ブクログ

    とある中学校の一クラスのなんでもない一日の模様を、順番にクラスメイトの一人称で繋げたオムニバスに近いストーリー。基本的に一人一回ずつしか一人称にならず、前後と強い繋がりがあるわけでもなくで、単に視点を変えていっただけに見えた。スクールカーストまではいかないものの、いじめや女子同士の確執、友人への嫉妬

    0
    2015年06月27日

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