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Posted by ブクログ
舞台はメジャーリーグ、かつて「コミックバンチ」で連載していた「ワイルドリーガー」をなんとなく彷彿とさせるような匂いに象徴される設定など、非常に私が好む類の作品で、現に中盤過ぎに至るまではとても面白くスイスイ読んでいったわけだが、それ以降の流れがあまりに雑、やっつけ感満載でバタバタと閉じられていることをとても残念に思う。
賞レースのために紙幅が決まっていたため、慌てて収めたのではないか? とともすれば疑ってしまうぐらいだ。
藤原夫妻のこと、ヘルナンデスとの因縁、香苗と河合、大越新社長の今後、水谷記者との関係…、とにかくすべてが中途半端なまま、性急に物語は切れてしまった。
なんだか始めの頃は面白くて人気もあった連載マンガが、末期にガタガタになっていって、ことごとく伏線を回収しないまま打ち切りになってしまったような、そんな事例みたいだ、まるで。
Posted by ブクログ
堂場瞬一のスポーツ小説。実業之日本社ではなく、集英社です。
『ミス・ジャッジ』でもMLBの世界が描かれていましたが、この作品もMLBが舞台。もっとも、日本企業が設立した新規チームが舞台になっています。
第13回小説すばる新人賞を授賞した作品。2001年に書かれているので、ほぼ10年前。なので、今読むと、時代設定が違うこともあり若干の違和感を感じます。ですが、小説すばる新人賞を受賞したというのも、判りますね。終盤の設定が、微妙な感じになってしまっていますが、それは野球には関係のないところの話ですからね。でも、それをもう少し緻密に書いていれば、完璧でしたね。
Posted by ブクログ
これまで何作か堂場瞬一氏の野球小説を読んできたが、彼のデビュー作がメジャーリーグを舞台にしているらしいとのことが最初に読んだ「ミス・ジャッジ」の解説にあったので、取り寄せて読んでみた。
(この後ネタバレ注意)
大学3年生の時にソウルオリンピックの野球の日本代表チームでピッチャーとして活躍した主人公(話の中でこの時のチームメイトである野茂の名前などが出てくるあたりが現実味を帯びさせる)は、バルセロナでも活躍するが、その後家庭の事情で全盛期に引退。実業団のチームのコーチをする。
8年後、家庭の問題も一区切りし、単身大リーグに挑戦する。
主人公が所属するチームはフリーバーズという新球団で、本拠地はニューヨーク。オーナーは日本のベンチャー企業で、日本人とアメリカ人の確執などがあるなかで、主人公がマイナーからメジャーへと上がり、実績を残すというサクセスストーリーで、読んでいて気分がよかった。
主人公が所属する球団以外は実際の球団や有名なプレーヤーが出てくるので、読みながらメジャーリーグの試合が浮かぶようなリアリティー溢れる内容だった。
大満足。
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