社長失格

江上剛

「僕は謝るだけの株主総会なんか、嫌だ」――苦労知らずの２代目が先代の後を継いでから、相次ぐ不祥事。一部の役員たちの会社乗っ取りの計画が動きだした！ 経営者に必要な資質とは何か？ どういう人物が「社長失格」なのか？ 経済の現場を知る著者が、真に求められる経営者像を描いた表題作のほか、ピカレスクから、ユーモアまで、味わいの違う６編の経済小説！

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 光文社
• 掲載誌・レーベル: 光文社文庫
• 電子版発売日: 2013年11月19日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★☆]

20180527


好きなジャンルの経済小説の短編集。

短編だけに物足りなさは否めないが、どれも面白かったが、なかでも表題作の社長失格が一番良かった。

[ブクログ · ★★★★☆]

ショートストリーだから、気軽に読めて旅には最高です。内容もわかりやすく、裏切りと会社愛、しかし、サラリーマンが経営者の気を持って仕事するのは、意識が有るか無いか、だ！

[ブクログ · ★★★★☆]

著者の経験をいかした小説。金融機関における話を中心にストーリーが展開する。サラリーマンそれぞれの悲喜こもごもが溢れていて好きな類いの内容だった。

[ブクログ · ★★★★☆]

江上氏ならではの銀行モノを中心とした短編集。
過去の作品ではあるけれど、「あの夏の日」などは今の時代をも反映しているよう...。

[ブクログ · ★★★★☆]

短編じゃないと思って買ったら短編でちと残念。
ただし、微妙にジャンルの違う6話でいろいろ楽しめた。

[ブクログ · ★★★☆☆]

6つのストーリーからなる短編小説。2代目社長が先代の教えを実践し、裏切り者をやり込めたり、食品偽装など、今の時代と合ってるものが描かれていて面白い。わかりやすく描いてるのが作者の特徴である。

[ブクログ · ★★★☆☆]

江上剛らしい銀行や前時代的な企業におけるビジネス小説の短篇集。
表題作は食品偽装のテーマなども入っていて時流を踏まえたのかなという印象。読みやすいけど内容が薄いのももう慣れてしまった。エンタテインメントとしては中級だけど、肝心のクライマックスを読者の判断に委ねるのは読者に甘えているんじゃないかなぁとか思ってしまう。

[ブクログ · ★★★☆☆]

サラリーマン小説で有名な江上剛氏。
短編集の小説ではあるが、いずれも面白い内容。


表題作の「社長失格」・・最後の大どんでん返しが非常に見事。
「僕の生きる道」・・銀行員のみならず、サラリーマンのピュアな精神にちょっと感動。