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〈竜門猟犬探偵舎〉に奇妙な依頼が舞いこんだ。動物プロダクションから傷ついた一頭のトナカイとともに一人の少年が失踪、その行方を追ってほしいというものだった。竜門卓(たく)は相棒の猟犬ジョーを連れ、その臭跡を辿りながら有馬の山中へと分け入るが……(「トカチン、カラチン」)。心優しきアウトローたち。自らの信念に従い行動する男の美学。感動の連作短編集!
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Posted by ブクログ
竜門さん、相変わらずです。 常に持たざる者に心を砕いている所が格好いい。 この人の物語を、もっともっと読みたかった。
セントメリーのリボンの続編です。 連作集ですが,どの作品も素敵です。 作者にはもっと,竜門卓とジョーが活躍する物語を作って欲しかったです。
やはり読んで良かった。 まさに「誇り高き男の、含羞を込めた贈り物」であるセントメリーのリボンに続く物語「猟犬探偵」。 優しく、強く、まさにハードボイルドは主人公を、全く嫌みなく書いている。 今回は、トナカイも探せば馬も探した。 さりげなく女にモテるところもニクイ。 スッキリして、それでいて心がジワっ...続きを読むとする作品。
内容(「BOOK」データベースより) “竜門猟犬探偵舎”に奇妙な依頼が舞いこんだ。動物プロダクションから傷ついた一頭のトナカイとともに一人の少年が失踪、その行方を追ってほしいというものだった。竜門卓は相棒の猟犬ジョーを連れ、その臭跡を辿りながら有馬の山中へと分け入るが…(「トカチン、カラチン」)。...続きを読む心優しきアウトローたち。自らの信念に従い行動する男の美学。感動の連作短編集。
まさに「ヒーロー」っていう感じです。オトコっぽい主人公がかっこいい。 守られたい、預けたい・・・。そんな妄想をしてしまうような一本芯のとおったオトコの話でした。 仕事が出来て、筋が通っていて、喧嘩が強くて、強欲でない・・・ そんな素敵な男子が居たら「惚れてまうやろーーー!!」ってなります。 土地の名...続きを読む前が自分の馴染みのある地名ばかりで、イメージが湧きました。 このシリーズ、読んでみたいなぁ・・・と思いました。
続編です。楽しみに読みました~ のっけからトナカイの話、ちょっと異色のクリスマス話だな~とおもって読みました。そういえばちょうどこの頃でしょうか。子猫物語なんて映画が公開されて、主役の子猫は何匹か犠牲になった、なんて話を聞いたことがあります。作者が映像業界にいらした、と言う事もあり、CMに使われ...続きを読むて疲弊し、死んでしまった猫の話なんて背筋が寒くなりました。そりゃあ、人間と動物が同じように演技できるわけではないですしね。 稲見さんの小説に出てくる人物は男性も女性も老いも若きも颯爽としている人が多いですね。毅然とした態度で、自分の道を選択していく。その生き様がかっこいい。 読み終わった後に、ほう~っとなる。そんな小説です。
行方不明になった猟犬を探す専門の猟犬探偵が出会うさまざまな事件。人情が漂うハードボイルドな猟犬探しを面白く読んだ。これは二冊目らしい。一冊目も読んでみようっと。
宝島社の2006年版「この文庫がすごい」で堂々の第2位となった中短篇集『セント・メリーのリボン』。その表題作『セント・メリーのリボン』で登場した「猟犬探偵」竜門卓と狼のような風貌をした相棒の犬ジョーの仕事ぶりを描く連作集。「竜門猟犬探偵舎」が請け負う仕事は、何らかの理由で失踪した猟犬を探し出すこと。...続きを読む祖父の死により相続した大阪府能瀬の3万5千坪の山の中で貧乏暮らしをしながら、自身も猟を嗜む。寡黙で、タフで、弱い者に優しく、長いものには巻かれない。体を鍛え、自らに課した規範に則って、プロの仕事に徹するが、自分の矜持を守り、他人の誠実さに応えるためには、時にビジネスを超えて行動する・・・。竜門はくたびれた中年男でもあるが、男のひとつの理想像だと思う。女性の読者には意外に受けないような気がするが、どうだろう?「狩猟」をモチーフにした、ハートウォーミングなハードボイルド。
【本の内容】 “竜門猟犬探偵舎”に奇妙な依頼が舞いこんだ。 動物プロダクションから傷ついた一頭のトナカイとともに一人の少年が失踪、その行方を追ってほしいというものだった。 竜門卓は相棒の猟犬ジョーを連れ、その臭跡を辿りながら有馬の山中へと分け入るが…(「トカチン、カラチン」)。 心優しきアウト...続きを読むローたち。 自らの信念に従い行動する男の美学。 感動の連作短編集。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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