時間の檻

時間の檻

880円 (税込)

4pt

4.0

「鮎川哲也さんは謎と論理の小説に優れた、ごく少数の作家の一人である。トリックは尽きた尽きたといわれているが、この作者にとっては、トリックは決して尽きていない」(江戸川乱歩)――精緻に組み立てられた〃完全アリバイ〃はいかにして破られるか? 一作ごとに創意を盛った珠玉の七編。

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時間の檻 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2017年06月03日

    【収録作品】五つの時計/白い密室/早春に死す/愛に朽ちなん/道化師の檻/悪魔はここに/不完全犯罪 
     トリックには微笑ましさすら感じるが、時代を思うと、確かに先人だったのだと思わせる。解説が江戸川乱歩というのもなんだか嬉しい。

    0

    Posted by ブクログ 2010年12月18日

    《五つの時計》
    五つもの時計(の時刻)が立ちはだかる鉄壁のアリバイをいかに破るか。
    「それまでの四つの時計のトリックと違って、第五の時計の謎はアリバイ工作の大きな山」と鬼貫警部も言ったように、このトリックの謎は最も面白かったなあ。
    アリバイトリックが破られる前に、ソバの食べすぎで朱鷺子の腹のほうが先...続きを読む

    0

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