ブンとフン

ブンとフン

440円 (税込)

2pt

「ブンとは何者か。ブンとは時間をこえ、空間をこえ、神出鬼没、やること奇抜、なすこと抜群、なにひとつ不可能はなく……」フン先生が書いた小説の主人公、四次元の大泥棒ブンが小説から飛び出した! たちまち全世界に、奇怪なしかしどこかユーモラスな事件が……。あらゆる権威や常識に挑戦する奔放な空想奇想が生む痛烈な諷刺と哄笑の渦。現代戯作の旗手、井上ひさしの処女作。

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ブンとフン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年02月23日

    父が子供の頃に読んだ本と聞いて、こっそり買って読んでみた一冊です。
    想像以上に、凄く楽しめます。本が読者に語りかけてくるスタイルで、ページの中にのりしろがあったり、切り取り線があったり。昔大好きだったかいけつゾロリやおばけマンションを思い出して、ワクワクしました。
    何回も読みたくなるフレーズが沢山あ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年02月13日

    作家が生みだした怪盗が小説を世界中で大暴れするだけの話ですが、文体が軽快、痛快でついつい笑ってしまいます。この手のナンセンス作品は読んだことがありませんでしたが、楽しく読めました。

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    Posted by ブクログ 2011年08月21日

    リベラリズムと表裏一体のニヒリズムを
    ユーモアとして昇華しきっている
    一歩間違えれば陰惨になりかねない題材を
    よくぞここまで笑える小説に仕上げたものだ

    挿絵を杉井ギサブローさんが描いてます

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    Posted by ブクログ 2011年06月07日

    痛快、明快

    井上ひさしらしい、ぶっ飛んだ世界
    個人的には、井上ひさしで最も好きな本

    井上ひさしとは、こういうことだ。

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    Posted by ブクログ 2010年12月05日

    小学生の時大好きだった本。ふと目について読み返してみたら、やっぱり面白い。けど、小学生の時には思わなかったことを考える様になっていた。軽くて深い、井上先生の傑作。

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    Posted by ブクログ 2023年01月05日


    開始:2023/1/4
    終了:2023/1/5

    感想
    ポップコーンのように次から次へと跳ねでる面白さ。いつまでもブンの秘密には触れられないナンセンス。だがそこがこの小説を傑物たらしめる。

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    Posted by ブクログ 2021年10月03日

    最初の方はくだらない作品かと思って読んでいたけど、後半は結構良いことが書かれていた。

    人は地位や名誉やお金に恵まれると、本当の自分がわからなくなる。だからブンはそういったものを盗んだと書いてあり、確かにそうだなと思いました。

    お金がなくても、良い地位じゃなくても、本来の自分はあるはずで、楽しく日...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月10日

    言葉遊びの天才!
    キリトリ線にのりしろに、なんてお茶目なのか。
    一から十までふざけているようでいて、そこには皮肉があったり平和を祈っていたり…。
    だけど、押し付けがましくなく、サラッと語ってしまうところがいいなぁ。

    処女作ということで、きっと荒削りなところもあるんだろうけど、同時にエネルギーもある...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年02月11日

    相当久しぶりの井上ひさし。「ドン松五郎」なんて好きで中学以来、何度読んだか忘れるほどであったが、そういえば代表作の「ブンとフン」は読んでいなかった。パラパラっとめくって、読まなかった理由がわかった。ワタクシは、改行の多い詩を書くのも読むのも苦手なのである。パラパラっとめくるだけでいくつも出てくるが、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年09月21日

    【本の内容】
    「ブンとは何者か。

    ブンとは時間をこえ、空間をこえ、神出鬼没、やること奇抜、なすこと抜群、なにひとつ不可能はなく…」フン先生が書いた小説の主人公、四次元の大泥棒ブンが小説から飛び出した!

    たちまち全世界に、奇怪なしかしどこかユーモラスな事件が…。

    あらゆる権威や常識に挑戦する奔放...続きを読む

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