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Posted by ブクログ
凝縮された人生を俯瞰するかのような社会派小説。事件の被害者と加害者、被害者の仕事関係の知人の人生までもが、この一冊に凝縮されているかのようだった。
家庭内暴力をふるう不登校の中学生の息子を何者かに殺害された父親。被害者であるはずの父親に息子殺しの嫌疑が及ぶ。しかし、犯人は息子の同級生だったのだ…少年法、マスコミ、警察、会社、家族からまで攻撃を受ける被害者の父親…
同じような系統の傑作を数々輩出している作家に薬丸岳が居る。薬丸岳の作品も非常に好きで、殆んどの作品を読んでいるが、薬丸岳が描くならば、ここまでの材料であるはずだ。しかし、小杉健治はさらなる展開を見せてくれる。
事件により転落していく人びと…僅かな光が大きな光に見えるのは、一重に小杉健治の力量なのかも知れない。
Posted by ブクログ
これは、ちょっとどうなの?って思ってしまう物語
少年法で守られた加害者に対する被害者の父親、家族の慟哭の物語 なのですが...
この父親恭一郎の行動に共感できません!
被害者の父親恭一郎が加害者の母親はつみと関係をもって、深くなっていくって、そんな展開ある?
加害者家族と被害者家族の苦しみを描きたかったのかもしれませんが、この展開はいただけません
自分の息子を殺した犯人の少年が反省の言葉もなく、法律で守られ、家庭裁判所に送られ少年院にいっても3年で出てきてしまうという理不尽。
さらに、悪いのが息子や父親というようなマスコミの展開。
そんな社会や犯人に対して、怒り心頭、許せない!復讐してやりたいっていう思いは理解できます。
そこから、その息子を育てたその母親に復讐してやろう!っていう気持ちもまぁわかります。
でも、さらにそこから、深い仲になっちゃうのはなんで???
関係持って溺れて行ってしまうのは納得ができません。
そんなところ被害者家族と加害者家族の関係で葛藤していても、共感できません!
奥さんや娘さんがかわいそうすぎる!
人間の業なのかなぁ
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小説・文芸
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