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Posted by ブクログ
物語 アメリカの歴史
超大国の行方
著:猿谷 要
出版社:中央公論新社
中公新書 1042
欺瞞、アメリカの歴史は、膨張の歴史、支配の歴史である
所詮、自由と平和というのは、白人のためのそれであって、我々有色人種については、絵にかいた絵空事であることが歴史を見ればわかる。
世界の警察官である、アメリカの行動はある意味で分かりやすいともいえる。
本書は、イギリス人がバージニアに入植した 1607年から、ソビエト連邦が崩壊した 1991年までの期間を7つに分けて解説している
東海岸に上陸した白人は、当初、北米大陸を西へと侵略していくが、フロンティアがなくなると、大西洋、太平洋へと乗り出していく
それは、インディアン、黒人らの虐殺の歴史でもある
東京大空襲や原爆投下なども有色人種への攻撃か、朝鮮戦争やベトナム戦争でもそれは繰り返されたが、ベトナム戦争後では、オイルショックを含めて
アメリカのプレゼンスは低下する。
第1期 植民の開始からアメリカ合衆国の成立まで
・1607 イギリス人バージニア入植
・1620 メイフラワー号、プリマス植民、ピルグリムファーザーズ
・1775 独立戦争始まる
・1789 ワシントン初代大統領に就任
第2期 創成期から、南北戦争終結まで 東海岸から、西海岸へ向けて、北米大陸の制覇の時期
・1830 インディアンの強制移住
・1845 テキサス共和国合併
・1846 メキシコ戦争 西に向かって膨張
・1861~1865 南北戦争
第3期 南北戦争から、スペイン宣戦まで
・1869 大陸横断鉄道
・1890 インディアン虐殺、フロンティアの消滅
・1898 外洋へ、栄光ある孤立から、世界の警察官へ
第4期 恐慌と2つの大戦
・1914~1948 第一次世界大戦
・1929 大恐慌
・1933 FDRニューディール政策
・1939~1941 第二次世界大戦
第5期 超大国への道、ケネディ大統領まで
・1941~1945 第二次世界大戦 太平洋全域を制圧
・1950~1953 朝鮮戦争
・1951 対日講和
第6期 ベトナム戦争の泥沼
・1963 ケネディ暗殺
・1964 公民権法改正
・1973 ベトナム敗北 撤退へ
第7期
・1973 オイルショック
・1974 ウォータゲート事件
・1979 テヘラン大使館事件
・1989 冷戦終結
・1991 湾岸戦争、ソ連崩壊
<大統領+歴年譜>
(ジョージ・ワシントン)
1789 初代大統領就任
1798 フランス革命
(アンドルー・ジャクソン)
1830 インディアンを強制移住
(ジェームズ・ポーク)
1846 メキシコ戦争
1848 カリフォルニアで金鉱発見ゴールドラッシュ始まる
(ミラード・フィルモア)
1853 ペリー浦賀来寇
(エイブラハム・リンカーン)
1861 南北戦争勃発
1865 南北戦争終了
(アンドルー・ジョンソン)
1869 大陸横断鉄道完成
(ベンジャミン・ハリソン)
1890 サウス・ダコタでインディアの虐殺 フロンティア消滅
(ウィリアム・マッキンリー)
1898 スペイン戦、フィリピン、プエルトリコ獲得
1898 ハワイ併合
(トマス・ウッドロー・ウィルソン)
1914 第一次世界大戦勃発
1918 第一次世界大戦終了
1919 禁酒法
(ハーバート・フーバー)
1929 大恐慌始まる
(フランクリン・ルーズベルト)
1933 ニューディール政策
1939 第二次世界大戦勃発
1941 真珠湾攻撃太平洋戦争
1945 第二次世界大戦終了
(ハリー・トルーマン)
1951 対日講和
(リンドン・ジョンソン)
1964 公民権法改正
(リチャード・ニクソン)
1973 ベトナム戦争敗北
1973 オイル・ショック
(ジミー・カーター)
1979 ソ連アフガニスタン侵攻
(ジョージ・ブッシュ)
1989 冷戦終結
1991 ソ連崩壊
目次
プロローグ 歴史の入り口で
第1章 新しい共和国の誕生(~1789)
第2章 国家分裂の危機(1789~1865)
第3章 アメリカ帝国の出現(1865~1900)
第4章 大衆消費の実現と大恐慌(1900~1941)
第5章 アメリカの世紀(1941~1960)
第6章 平等への闘い(1960~1973)
第7章 超大国の行方(1973~)
エピローグ
あとがき
アメリカの歴史・略年表
引用文献
ISBN:9784121010421
判型:新書
ページ数:292ページ
定価:1200円(本体)
1991年10月25日初版
1999年09月25日19版
Posted by ブクログ
本書は、細かく分析した歴史書ではなく、アメリカの歴史を辿りながら、ある程度の全体像を紹介するものである。
著者はアメリカ研究の第一人者。文中の所々で著者のアメリカでの体験や、コラムのような形でアメリカの重要人物や重要事項も紹介してくており、楽しみながら読む事ができる。
また、各章で取り上げられているテーマも難しい物ではなく、キング牧師やケネディといった、比較的多くの人に知られている人物を取り上げているため、アメリカを初めて学ぶ人でも十分理解できる内容だと思う。
本書は学ぶというよりも、読んで楽しむという目的にも十分対応できるものであると思う。
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