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Posted by ブクログ
題名の通り織田信長の軍隊編成と各司令官について記載した書。信長の基本的な戦歴を知っていることが前提だが、信長の軍隊の編成思想、司令官の任命思想が分かり面白い。戦国時代において、これだけ能力主義で人事を考えたというのは驚きであり、かつ現在の組織論にも通じるものを感じる。特に武力だけではなく統治能力も能力として重視しており、そのお眼鏡にかからないと各方面軍の司令官にはなれない。明智光秀はそのお眼鏡にかかるような非常に優れた武将であったのだが、その光秀がなぜ信長を裏切ったのかはやはり興味が湧く。信長は本能寺前に信忠に天下を任せる構想を持っており、急逝しなければどのような天下になったのだろうか?
Posted by ブクログ
戦国時代に尾張の一勢力から瞬く間に領土を広げていった織田信長。
この本はその彼の軍隊が初期の編成から彼の勢力の伸長と共にどのように変化していったかを具体的な例をあげながら克明に記してあります。
戦国時代の力の根源である軍隊の構成を読み解いていけば、そのとき何を考えていたのかが透けて見えてくることがよくわかります。
尾張統一から美濃を勢力下におき、近江・京都へと勢力を伸ばしてさらに全国を支配下に置こうとする間に、彼はその時に合わせて軍隊内の構成と武将の知行地を再構成することで戦略目標に対して効率的に武力を発動できる様にしていく様子は、それまでの土地と深く結びついていた大名と武将の関係では実現できず、まさに新時代の軍隊とも呼べる物なんだと改めて思いました。
土地に根ざさない軍隊は、降伏した勢力や新たに仕官してきた武将への知行地の給付を楽にする面もあり、それが活躍したらきちんと評価できる体制となり家中での活発な競争につながり、それがまた有能な人材を引きつけるポイントになって、戦国の覇者にふさわしい有能な家臣団が作り上げられたのかなと思いました。
戦国時代に興味のある方は一度読んでみるといいですよ。
文中に出てくる人名は見たことのある名前が多いので、その人物が織田軍内ではどのような役割があり、どのように扱われていたのかがよくわかると思います。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
武田・上杉・本願寺・毛利などの強敵と領土を接した織田信長は、一万を超える大軍団を柴田勝家・明智光秀・羽柴秀吉・滝川一益らに預け、四方の平定に当たらせた。
この「方面軍」司令官こそ、信長麾下の部将たちにとって究極の地位であった。
尾張一国から畿内平定、天下統一へと驀進する信長軍にあって、彼らはどのように出世を遂げたのか。
時代を追い、並み居る名将たちの顔ぶれと与えられた権限、具体的な活躍をたどる。
[ 目次 ]
第1章 信長軍の組織と編成
第2章 尾張一国から美濃併合へ
第3章 信長の上洛と京畿の行政
第4章 近江の分封支配
第5章 将軍追放と畿内の直接支配
第6章 信忠軍団の形成
第7章 方面軍の設置
第8章 西部方面作戦
第9章 方面軍の再編成
第10章 信忠軍団と五方面軍の作戦
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