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Posted by ブクログ
毒の話を読みながら、毒は深く医学に結びついていることを理解した。
植物学と医学は切っても切れない状況だった。
植物に対する理解が、薬師となり、医者の役割を果たしていた古代、
医者に必要なのは、薬だった。
自分で薬草園をつくり調合していた。
それが薬学として、発展し、ケミカルの時代を迎えた。
毒は、死とも結びついていた。
王様および権力者は、つねに毒殺の危険にさらされていた。
この本を読みながら、
マルコポーロの「東方見聞録」をきちんと読みたいと思った。
ここで何が伝わったのか?
また、コロンブスが、新世界から、何を植物として伝えたのか?
コロンブスの伝えたものは、
タバコ、トウモロコシ、サツマイモ、ジャガイモであった。
神秘に包まれたマンドラゴラは、
古代人の催眠飲料、または吐剤として、
一番古くから重要な役割を演じている。
おそらく、ペルシアからギリシアへ、
ギリシアから地中海諸国へと伝わったナス科の植物で、
不気味な細長い根をもち、
何となく人間の形を思わせるものがあって、
殊に、黄色味がかって、赤い、
よい匂いのする果実と結びつき、
よけい神秘的人気を博したものらしい。
現在はこの植物から、ヒヨスチンおよびスコポラミンという
二つの猛毒性アルカロイドが発見されたが、
化学者がこれを発見する数千年前から、
人類はその液汁を催眠飲料に供していたわけである。
その毒性を転用して、外科手術にクロロホルムなどと
同じように使われてもいた。
有名な『君主論』の著者マキアヴェルリが
晩年に『マンドラゴラ』なる戯曲を書いているが、
これは、その毒薬を種にして、
ありとあらゆる悪玉が手練手管の限りをつくすという芝居である。
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