無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2016年05月11日
国際政治の、発生から現在までの変遷を含めて分かりやすく解説してある。
若干観念的に感じる部分もあるが、実際の事象を交えてあるため、よく理解できた。
とかくドラスティックな改革が支持されがちな現在の情勢下、主権国家が徐々に形態を変化していくのに伴って、国際政治も発展していく、という、保守的というよりは...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月10日
師の高坂の著書が偉大なだけに、比較すると大きな流れとしては掴みにくかったが、随所に光る記述があった。一種の世界史として読める。
主権国家体制、国際共同体、世界市民主義という3層を記述単位として、理想主義に陥りがちな世界市民主義をリアリズムの立場から抑制を促すことに成功している。
・国際政治の大半...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年03月30日
故・高坂正堯門下であり、現・京都大学大学院法学研究科教授(国際政治)の中西寛の著作である。
同じ中公新書に高坂の『国際政治』という古典的名作があるが、論理体系としての国際政治学を考えるにあたっては本書の方が断然優れているだろう。
・主権国家体制 system of sovereign st...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
-------
-------
人類のおかれた状況が混迷の度を深め、希望と苦悩が錯綜している今日ほど、断片的な情報ではなく、深い考察が求められている時代はない。本書はまず、国際政治の起源を近代ヨーロッパにたずね、現代までの軌跡を追うことで、この基本的な性質を明らかにする。その上で安全保障、政治...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月22日
ゼミで扱う本の2冊目。
政治=「人間が行う営み」とした場合、国際政治はどのように分析できるのかと考えた一冊。
著者の師である高坂氏は国際政治=権力闘争の場と考えていた事をふまえると、「人間」を枠組みに使ったのは興味深い。
国際政治を三つの切り口ー安全保障、政治経済、価値意識
といった切り口で把握...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月05日
かの、高坂正堯の弟子の中でも最も学者としては名を馳せているであろう中西寛による、国際政治観に関する一冊であるから、いったい、どれほど楽しませてくれるのだろうかと期待していたのだが、最後のオチで一気にガックリさせられた。
途中までは非常にコンパクトに、そして多くの文献を引用して、国際政治で話題になるト...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年05月28日
[ 内容 ]
人類のおかれた状況が混迷の度を深め、希望と苦悩が錯綜している今日ほど、断片的な情報ではなく、深い考察が求められている時代はない。
本書はまず、国際政治の起源を近代ヨーロッパにたずね、現代までの軌跡を追うことで、この基本的な性質を明らかにする。
その上で安全保障、政治経済、価値意識という...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。