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Posted by ブクログ
非常に面白かった。
一見無味乾燥に思える数学の概念だが、そこには非常に豊かな世界があるということ気づかさせてくれる。
無限の問題を考えるきっかけとしてゼノンのパラドックスからはじまり(アキレスが亀に追いつくためには無限和が有限値に収束する必要がある:完備な世界)、アキレスは亀に追いつけない世界があってよいという。
そして無限という題材を考えるにあたり外せないのがカントールが提出した集合の考え方からのアプローチである。ここの概念も非常にわかりやすく解説してくれる。はじめは無限の大きさ(濃度)はどれも同じであろうとカントール自身も考えていたのに研究を進めていくとどうやら無限の濃度にも差異がありそうだとなり、その結果に疑心暗鬼になりながら概念の開拓が進んでいったということも興味深い。
そして、その話の流れのまま、ゲーデルの完全性定理/不完全性定理まで突っ走っていく。
最後の小説も数学の概念にイメージを与えるという意味で納得。それぞれの章の世界はN,Z,Q,この世界,V(自然数、整数、有理数、、)というところがまた
高校生ぐらいの若い頃にこの本に出会っていれば数学への取り組み方も変わっていたかも。
Posted by ブクログ
「無限」と「連続」は、古来から探求されてきたテーマだ。
バートランド・ラッセルは次のように言ったという。
「ゼノンは3つの問題に関心を持っていた。無限小、無限大、そして連続、この3つである。ゼノンの時代から今日にいたるまで、それぞれ時代の最高の頭脳がかわるがわるこの問題と取り組んだが、おおよそのところ何一つ成果を上げることができなかった。しかし、ワイエルシュトラス、デデキント、およびカントールがこれらの問題を完全に解いたのである」
経済学者としての知識も詰め込みながら、そして自作の小説も織り込みながら、「無限」というテーマについて縦横無尽に書かれているのが本書。
著者の博識にも驚かされる。
読み応えのある一冊。
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ビジネス・実用
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