うたかたの日々

うたかたの日々

704円 (税込)

3pt

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【映画「ムード・インディゴ うたかたの日々」原作】純粋無垢、夢多き青年コランが出会った少女クロエは、肺の中に睡蓮が生長する奇病にかかっていた――パリの片隅で儚い青春の日々を送る若者たちの姿を、優しさと諧謔に満ちた笑いで描く、現代で最も悲痛な恋愛小説。39年の短い生涯を駆け抜け、様々なジャンルで活躍した天才ヴィアンの代表作。

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うたかたの日々 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年07月14日

    シュールで幻想的。「ピアノカクテル」「心臓抜き」「嘔吐の形の指輪」など。すぐ人が死ぬし死に方も異常だし、よく考えたら主要人物たちだけが比較的まともなようにも見える。 なんで睡蓮なんだろうなあと花言葉を調べたら「心の純潔」とか「滅亡」みたいな意味があるらしい。なんとなくしっくり来た気がする。美しい。

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    Posted by ブクログ 2013年02月16日

    大学の卒業論文をこの小説で書きました。正確にはこの小説と岡崎京子先生の漫画版で書いたのです(`・ω・´)フランス文学科だったにもかかわらずフランス文学が苦手だった私。。この作品がなかったら大学を卒業できなかったと思います。ボリス・ヴィアンの描く悲恋。独特の比喩や擬人表現に、戸惑う人が多いですが、一度...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月30日

    ものすごく独特の世界。
    1P目からにきびが自発的に引っ込んだりして、もしや誤訳?と思いながら読み進めると、どうやらそういう世界らしい。
    こうあるべきが具現化されている、まるで現代アートを読んでいるような感覚になる。これは独特だなぁ。

    描写は細かくなく、現実感を欠いている。

    結婚するまでは薔薇色ふ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月16日

    最近読んでない。から具体的な文章については覚えてないので触れられない。が、中学生の頃からの愛読書。というか、暇で切実で溢れる万能感と閉塞感で酸欠気味にボケーとしてる時に読むべき。
    結局、この青春群像で無事に生き残ったのはアメリカ人の料理人だった。
    ゆっくり読む時間がないので岡崎京子のまんが盤が便利。

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    Posted by ブクログ 2011年08月28日

    非現実と現実が混ざり合う一冊。
    クロエの肺に睡蓮が咲くという奇病は悲しくも美しい。
    貧乏が引き起こす数々の不幸。

    いつも読んでいる小説とは違い、世界観に溶け込むのが難しかったけれど、本当に美しい小説だった。

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    Posted by ブクログ 2019年01月16日

    悲劇的な、あまりに悲劇的な恋愛小説。
    これ以上に悲痛な作品を、ぼくは未だ読んだことがない。

    "二つのものがあるだけだ。それは、きれいな女の子との恋愛だ。それとニューオーリンズかデューク・エリントンの音楽だ。その他のものはみんな消えちまえばいい。なぜって、その他のものはみんな醜いからだ。&...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年10月24日

    儚さは美しい。だけれども、儚さは罪にも・・・。「深い愛」を持つ難しさを感じてしまう。が、互いを想う“強い気持ち”があれば、大丈夫。それが儚さから永遠へと続くのだから・・・

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    Posted by ブクログ 2010年05月08日

    ボリスヴィアンの頭の中はどうなっているんだろう?物凄い大恋愛物語なんだけど、狂っている。美しいまでに。

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    Posted by ブクログ 2022年08月05日

    美しいですね
    基本的には純粋に恋をする男女3体3の物語です。
    文が幻想的で浮遊して掴めないような印象がありました。
    それでも熱い恋の話には違いありません
    良き本でした。始まりから終わりにかけて寂しくなってきますが

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    Posted by ブクログ 2020年03月18日

    コランとクロエの恋の話。人は簡単に死んだり、部屋の大きさが変わったり。そして、クロエの肺には睡蓮が生長するというように物語世界が不思議に彩られている。本当に不思議で滑稽な物語。
    とらえどころがないとも言える。主人公の名前の響きが好きです。

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