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東北の一村がいま奇怪な勢力に狙われる! 古代、蘇我氏に敗れた物部氏一族が東北にとてつもない秘宝を封じ込んだという。それを守る物部の末裔に対し、秘宝奪取に権力と暴力を使える巨大組織が襲いかかる。村人の主緋星幸丸(あかぼしさいわいまる)は自分が秘宝の鍵を握ると自覚、仲間と共に絶望的戦闘に決起する! 伝奇超大作。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
オチが今ひとつ…だけどおもしろかった。 主人公が太っている事にも意味があったのだな。 しかし最後はつまり?どうなったの? 黄金のジパング?
日本史には必ず出てくる蘇我氏と物部氏の政争。その物部氏の血族は東北に逃れ、そこにとてつもない秘宝を封じた。その秘宝を狙って蘇我氏の子孫が襲い掛かるー。 なんだかものすごくスケールの大きい話です。話自体も長いのですが、グイグイと引き込まれてその長さが気になりません。秘宝の封印を解いていく過程にで...続きを読むてくる東北の遺跡などがまたそそります。好きな人は知っているだろう「キリストの墓」や「ストーンサークル」などバンバンでてきて古代の東北の豊かさを感じさせます。 あと、何よりスゴイと思ったのが主人公がデブなのも複線だったということ。ただのデブと侮る無かれ(笑)
ストーンサークルにピラミッド、キリストの墓とその手の話がスキな人にはたまらんネタてんこもりのお話です。 しかし、何よりすごいと思ったのは主人公のデブが伏線だったことでした…。
なんだこれ、面白い。江戸川乱歩とかの伝奇小説、という感じ。 物部伝説や日本のキリスト、宇宙人説などなど広範囲に渡って奇伝怪談が繰り広げられる。いや、著者にとっては全て一本道に繋がっていそうなのが面白い。 ただ最後が…結局どうなったの??
この作家わりと好きなんですが、今回に限っていえば「龍の棺」(祥伝社文庫)を読めばそれで事足ります。 要約すると、古代日本の東北に高度な文明があり、それを溯ってゆくとはるかメソポタミア、シュメール文明にまでたどり着く、そしてそこからやってきた人々は宇宙人ではなかったか、というお話。 SF伝奇、と言って...続きを読むしまえばそれまでですが、「龍の棺」は非常に緻密な設定に基づいて書かれていて、けっこう説得力あります。オススメ。
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