ライオットグラスパー ～異世界でスキル盗ってます～ 1【電子版書き下ろし付】

飛鳥けい / どっこい

《電子版限定オリジナルショートストーリー収録！》事故で死んでしまった主人公のセイジは、「ライオットグラスパー（盗賊の神技）」というチート技を習得し、転生先である剣と魔法の世界に降り立った。他者の有用なスキルを盗み取るというライオットグラスパーの力を使い、大切なものを守るために彼は戦い抜く。“盗る”ことで100％の自分を目指すセイジの成長物語。

• カテゴリ: ライトノベル
• ジャンル: 男性向けライトノベル
• 出版社: KADOKAWA
• 掲載誌・レーベル: MFブックス
• シリーズ: ライオットグラスパー ～異世界でスキル盗ってます～シリーズ
• 電子版発売日: 2013年11月29日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 8MB

[あうら · ★☆☆☆☆]

色々噛み合ってない感じ

スキルを盗める能力を身につけた主人公が色々やる物語。

まとめて購入したので6巻まで。
読んだのは5巻とちょっとで辞めました。
平たく言うと薄っぺらい感じがします。つまらないと言うわけではありません。何が噛み合わないと感じるのは主人公が基本的善人。スキルを盗むのが売な物語であるが盗めていない。盗む相手は悪人ばかり、対戦相手からも盗むがスキルを戻せる能力で返還が多い。純粋に戦いを楽しむ相手はにはスキルを盗むのは流儀に反すると言ってますけどタイトルからして書いてはいけない文句だと思われる。盗んだスキルで対峙する訳だし、正々堂々の正統性すら無いじゃん。魔物からも盗めるから底上げはある程度出来ている。しかし、速効に出てくるヒロイン候補かつ冒険者の登場、行動制限がかかりレベリングに更に制限がかかる。
そこから導き出されるストーリーは身の丈にあった敵が出現しスキルを奪って逆転の繰り返しにならざる得ない。言い方は悪いが足を引っ張るヒロインを早々に出すべきではなかったのでは？もっと、序盤は自由度高くすればよかったのになぁとあくまで個人的な感想です。他には分りづらい比喩表現もしばしば感じました。例えば「蜂蜜色の瞳」表紙はカラーですから何となく分かりますが蜜の色は花の色に依存するため黄金色とは限りませんし比喩として不適でしょう。これが特定の花を指定していれば別ですがね。更に言うなら黄金色とも琥珀色とも言ってますし統一感ないっす。片手剣を２つ合わせて両手剣にする発想は良いですが説明足らなくないですか？片手剣の機能を充分持たせるの前提としても合わせの固定やドッキング時の隙間や持ち手の問題などどんな形状なら成り立つのやら。対象に作ったくらいでは無理じゃないのかなーと思います。 この時点で☆2つ。
5巻で読むの辞めた理由が、スキルの裏設定が明らかになったから。盗賊的スキルだったらまだ納得出来ましたが、ここで出て来た大罪スキル。適正が有るものにしか宿らないとか説明入ってるけど、主人公の性格やら垣間見るに適正者じゃないやん。自分では○○だとか言ってるけどその場だけでは？。さらに、敵の大罪スキル持ち討伐後ヒロインに適合したのも謎。フラグっぽい環境はあるけど、適正は垣間見得ない。足並み揃えるヒロイン強化だと思うけど、納得は出来なかった。