病の皇帝「がん」に挑む(上)人類4000年の苦闘

病の皇帝「がん」に挑む(上)人類4000年の苦闘

913円 (税込)

4pt

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地球全体で、年間700万以上の人命を奪うがん。紀元前の昔から現代まで、人間を苦しめてきた「病の皇帝」の真の姿を、患者、医師の苦闘の歴史をとおして迫真の筆致で明らかにするノンフィクション。ピュリッツァー賞受賞作。
古代エジプトのパピルスにイムホテプはこう記した「この病の治療法はない」。この病を「カルキノス」と呼んだ医聖ヒポクラテスもまた「がんは治療しないほうがよい。そのほうがより長く生きるから」と述べている。人類は4000年にわたって、この怖るべき病気と闘い続けてきた。 外科手術による病巣の切除、X線による放射線療法、抗がん剤と骨髄移植を組み合わせた超大量化学療法、さらに「がんに対する魔法の弾丸」になると期待される分子標的療法……不治の病から治癒可能な病へといたるその治療の歴史と、「がん」をめぐる患者、医師、研究者たちの人間ドラマを見事に描きだした「病の皇帝」がんの伝記。

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  • 病の皇帝「がん」に挑む(上)人類4000年の苦闘
    913円 (税込)
    地球全体で、年間700万以上の人命を奪うがん。紀元前の昔から現代まで、人間を苦しめてきた「病の皇帝」の真の姿を、患者、医師の苦闘の歴史をとおして迫真の筆致で明らかにするノンフィクション。ピュリッツァー賞受賞作。 古代エジプトのパピルスにイムホテプはこう記した「この病の治療法はない」。この病を「カルキノス」と呼んだ医聖ヒポクラテスもまた「がんは治療しないほうがよい。そのほうがより長く生きるから」と述べている。人類は4000年にわたって、この怖るべき病気と闘い続けてきた。 外科手術による病巣の切除、X線による放射線療法、抗がん剤と骨髄移植を組み合わせた超大量化学療法、さらに「がんに対する魔法の弾丸」になると期待される分子標的療法……不治の病から治癒可能な病へといたるその治療の歴史と、「がん」をめぐる患者、医師、研究者たちの人間ドラマを見事に描きだした「病の皇帝」がんの伝記。
  • 病の皇帝「がん」に挑む(下)人類4000年の苦闘
    913円 (税込)
    20世紀に入り、怪物「がん」と闘うには「治療」という攻撃だけでなく、「予防」という防御が必要であることがわかる。かくて、がんを引き起こす最大の犯人として、たばこが指名手配されたが……人類と「がん」との40世紀にわたる闘いの歴史を壮絶に描き出す! 1964年1月、アメリカ公衆衛生局長官はひとつの報告書を発表した、「たばこはがんの主要な原因である」と。たばこ産業にとって、この報告書はまさに爆弾であった。この時から全世界に覇権を広げるたばこ会社と、「がんの予防」を推進する人々との熾烈な戦いが始まる。そしてまた、巨大企業、患者、医師、研究者とのあいだの壮絶なドラマは、がんを治す「新薬」をめぐっても行なわれていた。 その一方で、分子生物学の進歩は、がんの根本的な原因を明らかにする。異形の怪物の原因は、我々自身が体内に持つ遺伝子の突然変異の蓄積によるものだったのだ!

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病の皇帝「がん」に挑む(上)人類4000年の苦闘 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年10月19日

    現役の腫瘍医であるムカジーによるがんの治療と研究の歴史を描いた本。古代エジプトのパピルスに「この病の治療法は無い」とかかれてあったという。それほど昔から人類はがんと隣り合わせに生きてきた。

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    Posted by ブクログ 2018年10月20日

    「シクロホスファミド、シタラビン、プレドニゾン、アスパラギナーゼ、アドリアマイシン、チオグアニン、ビンクリスチン、6-メルカプトプリン、メトトレキサート」
    一つの薬につき一体どれだけの人々の命、生活、そして尊厳と正気が費やされたのだろう。
    本書は単なるガンの歴史本ではなく、未知の病に対して人間がどう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年12月31日

    「がん」と、その治療に挑む医師・科学者と患者たちの間の長い物語。外科手術、化学療法、放射線療法、予防医療、など、「がん」から身体を守るための戦いの歴史が綴られる。医学的な探求だけでなく、黒胆汁がその原因とみなされていた古き時代の話から、政府やスポンサーから研究のためのサポートを引き出すためのロビイン...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年11月24日

    ガンの世界を知の集大成とも言うような広い視野で語りかける大作。上巻ではハルステッドの切り取る治療がとても印象に残った。終わりなき人類のガンとの闘いを下巻でどう展開していくのか今から読むのが楽しみである。とにかく重い本なのに読み進めるたびに感心の嵐なのだ。腫瘍内科の先生であり、同い年。ジャーナリストで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月25日

    実は4000年の昔からあったけど、ほとんどの病気を克服して寿命が延びだしたとたん、やな感じに存在感を増してきた、がんと人間のお話ですよ。

    で、上巻はがん治療と、社会運動について。原因とメカニズムがなかなか解明できないので、ほんの30年ほど前までは力押しの治療がメインで、効果の割には患者さんの負担が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月24日

    主にアメリカにおけるオンコロジーの発展を物語として読ませてくれます。トピックごと、章ごとに時代が行きつ戻りつするのがやや難点ですが、それでも、とてもおもしろい。少なくとも、血液内科医、臨床腫瘍医は必読です。

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    Posted by ブクログ 2014年01月17日

    癌の治療と原因・仕組の探求の歴史がまとめられていて、大変よかった。
    上巻は、後から無意味とわかった治療の歴史が多くの部分を占めるため、痛々しい。

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    Posted by ブクログ 2013年12月16日

    紀元前2625年頃活躍した古代エジプトの偉大な医師イムホテプの教えた書と言われるパピルスの写本には48の症例がのっている。その一つが乳がんで「治療法はない」この後がんは古代医学史から姿を消した。次に現れたのは紀元前440年頃、ヘロドトスの「歴史」にペルシアの王妃アトッサの同じく乳がんの記述が出てくる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月30日

    面白い。
    これは良書だ。
    次は下巻を読む。

    2011 年 ピューリッツァー賞一般ノンフィクション部門受賞作品。

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    Posted by ブクログ 2013年11月12日

    癌の伝記。特に医療の近代化(19世紀)以降の癌と人間の闘争の歴史が詳しく明快に語られる。
    麻酔と消毒で外科手術が行えるようになり,染料研究から薬剤の合成が派生し,放射線が発見され,癌治療のお膳立てが揃って迎えた20世紀。しかし患者にとっても医者にとってもそこからが苦難の連続だった。
    転移を警戒して乳...続きを読む

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