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Posted by ブクログ 2017年02月17日
人の命を奪った。
その事実をどうやったら忘れることが出来るのだろうか。
それとも、忘れてしまえるような人間だから人を殺すことが出来たのだろうか。
償いとは何だろう。
許しとは何だろう。
大切な家族を失っても生きていかなければならない。
憎しみも悲しみも、時間が解決してくれるようなことではないだろう。...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月28日
冒頭の文体からやや不気味な印象をもったこの本。タイトルもダイレクトに「復讐」とあり少年犯罪の被害者が加害者に復讐するんだなぁと漠然と思い読み進める。まったく別々の事件の被害者家族と加害者家族、だけどどちらも不幸でやりきれなくてその後の人生や人格形成に大きな影を落としてしまう 双子であるが故のそれぞれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月17日
酒鬼薔薇聖斗事件を彷彿させます。とても嫌な、けれど良質な小説です。
それぞれ異なる殺人事件の被害者の家族と加害者の家族が教師と生徒という関係で関わるなんとも複雑なもの。
被害者の家族である「橋本晃希」。は、そっくりな双子だった。あるささいなことをきっかけに入れ替わりを余儀無くされ、本当の自分である...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月17日
イッキ読みでした。
中井先生のパートの「です・ます」調の淡々とした語り口が、わざと感情を押し殺しているようで、ゾワッしました。
舞子のご両親は出所後の亮一を甘やかせすぎちゃったのかな。心を鬼にして自立させるの、無理だったのかな?犯罪者は普通に生活するのは並大抵ではないと思う。でもこんな調子では・・...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月21日
犯罪加害者の家族の苦しみと、被害者の家族の苦しみを描いた作品。
というと、ドラマ「それでも、生きていく」が思い出されるが、それとは違い、別々の犯罪である。
少年犯罪、加害者は更生へと指導され、そして守られる。被害者家族にもその少年Aの情報は与えられない。被害者家族はどんなに悔しい思いをすることだろう...続きを読む
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