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Posted by ブクログ
人の命を奪った。
その事実をどうやったら忘れることが出来るのだろうか。
それとも、忘れてしまえるような人間だから人を殺すことが出来たのだろうか。
償いとは何だろう。
許しとは何だろう。
大切な家族を失っても生きていかなければならない。
憎しみも悲しみも、時間が解決してくれるようなことではないだろう。
せめて犯人も、罪の重さを感じながら一生苦しんでほしい。
そう願うことは間違っているのだろうか。
失われた命は何があっても戻ってこない。
取り返しのつかないことがこの世にはあるのだと、何故犯人は気づかなかったのだろう。
答えの出ない問題を突きつけられたような、後味の悪さともどかしさを感じた物語だった。
Posted by ブクログ
酒鬼薔薇聖斗事件を彷彿させます。とても嫌な、けれど良質な小説です。
それぞれ異なる殺人事件の被害者の家族と加害者の家族が教師と生徒という関係で関わるなんとも複雑なもの。
被害者の家族である「橋本晃希」。は、そっくりな双子だった。あるささいなことをきっかけに入れ替わりを余儀無くされ、本当の自分である家族橋本祐也」が葬られ、死んだ弟として生きて行くことになった。さらなる悲劇として犯人は15歳の少年だった。
そしてもう一人の語り手は兄が殺人を犯した教師。
うまくかけないなー。
双子の入れ替わりか、なんか聞いたことある話だな、と思って読み進めるととにかく繊細。嫌な小説。でも読んで良かったなって思った。この小説を言葉であらわすのは難しい。
Posted by ブクログ
イッキ読みでした。
中井先生のパートの「です・ます」調の淡々とした語り口が、わざと感情を押し殺しているようで、ゾワッしました。
舞子のご両親は出所後の亮一を甘やかせすぎちゃったのかな。心を鬼にして自立させるの、無理だったのかな?犯罪者は普通に生活するのは並大抵ではないと思う。でもこんな調子では・・・何だかスッキリしない。
服役したことで償いは終わったという亮一の言葉には「勝手なこといってんじゃない!」と思う反面、謝罪を口にすればいい?自ら命を絶てばいい? たぶん何をされても被害者家族には許せない。犯人がこの世に存在していても、存在しなくなっても許せないままだと思った。可能なら時間を巻き戻してあげたいけれど・・・。
被害者の家族も、加害者の家族も壊れてしまう、こういう事件はどう考えたら良いんだろう?わからなくなってしまう。本当に心が重くなります。
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