竜が最後に帰る場所

竜が最後に帰る場所

704円 (税込)

3pt

しんと静まった真夜中を旅する怪しい集団。降りしきる雪の中、その集団に加わったぼくは、過去と現在を取り換えることになった――(「夜行(やぎょう)の冬」)。古く湿った漁村から大都市の片隅、古代の南の島へと予想外の展開を繰り広げながら飛翔する五つの物語。日常と幻想の境界を往還し続ける鬼才による最重要短編集。 (講談社文庫)

...続きを読む

竜が最後に帰る場所 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『秋の牢獄』に続き、恒川作品四作品目。タイトルに惹かれて購入。どの短篇も良かったが——特に「夜行の冬」「鸚鵡幻想曲」がお気に入り。前者はホラー版『夜ピク』とでも言いましょうか。歩く度に世界が変わり、もし自分だったらと——いろいろ考えさせられます。後者は発想がぶっ飛んでて、まさかあんなことになるとは—

    0
    2023年12月01日

    Posted by ブクログ

    奇譚・SF・ファンタジーなどにカテゴライズされる5つの短編集。
    SFといっても宇宙的なものはなく、強いて挙げれば登場人物が描く漫画が作中作になっていて、その舞台が花が咲き誇る月面ってところぐらいかな?
    とにかく着想が珍妙で面白い。
    何か変わった小説を読みたい時や、複雑なプロットが面倒な時にサクサク読

    0
    2023年07月30日

    Posted by ブクログ

    恒川光太郎氏の独特な世界観が、様々な形で表されてる
    どの短編も面白いが、夜行の冬と鸚鵡とオルネラが好み

    0
    2021年08月28日

    Posted by ブクログ

    五編入った幻想短編集。今回は特に奇想が目立ち、バリエーション豊かな作品集になっている。

    「風を放つ」
    どう解釈してよいのか戸惑う話ではある。現実から踏み出さずにすんだ物語。妙な余韻を残す作品。

    「迷走のオルネラ」
    力と正義を問いかける強いテーマ性のある物語。インパクトありますね。復讐譚で、ダーク

    0
    2015年06月15日

    Posted by ブクログ

    よく分からない世界へ連れていってくれる作家という印象の恒川さん。幻想的でありながらも現実的でもある読み口は独特でやはり他では例を見ない人だと実感。面白かったのは「夜行の冬」と「鸚鵡幻想曲」前者は百鬼夜行のテイストにリセットものをくっつけた感じでこの人の得意とする恐ろし系物語。怖さと幻想さのバランスが

    0
    2023年07月21日

    Posted by ブクログ

    夜市に続く2冊目の短編集。5つの短編が収録されていて、1つ1つは本当にすぐ読み終わる短さ。
    読んでいて、不思議な感じのする世界観に引き込まれてどんどん先を読みたくなるものの、最後は「あれ?結局どう言う話だったの?」という感じで終わるものが多かった印象。
    ただ、読んだ後の、このちょっと取り残された感は

    0
    2023年01月05日

    Posted by ブクログ

    恒川光太郎氏の書く本を読めば読むほどにはまっていく。
    5編からなる短編集だが、後半の作品にいくにつれてどんどんと引き込まれていった。

    夜行の冬、鸚鵡幻想曲、ゴロンドの3編は特に面白かった。

    0
    2022年08月28日

    Posted by ブクログ

    久々に読んだ恒川さんの本。
    最近途中挫折することが多いので、絶対面白くて読み切れるもの、と思い選んだ。
    間違いなし!
    やっぱり面白い。1話目は普通目だけど、2話目からは恒川さんワールド。

    先が読めないし、人の心の描き方が絶妙!
    少し怖くてどこか妖しく美しい感じ。
    ダークなファンタジーにハマってしま

    0
    2022年07月19日

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。
    なんだか怖いのに少し懐かしくて優しい感じ。
    子供の頃感じていたような思いなのかな。
    親切な人はその都度いてくれて、だから悲しくても救いはある。
    人と怪異が触れ合うのは少しの時間。
    少し寂しいけれど、また会えるんじゃないかって思う。

    0
    2022年06月05日

    Posted by ブクログ

    よくわからないけど、そのわからない感じが心地いい恒川作品。
    どの短編も発想が面白くて非現実的な話とは思えないほどしっかりしてるから不完全燃焼なく納得できる。
    夜行の世界観が私は好きだった。爽やかで静謐な空気がある。

    0
    2022年05月28日

竜が最後に帰る場所 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

恒川光太郎 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す