スワロウテイル/初夜の果実を接ぐもの

スワロウテイル/初夜の果実を接ぐもの

小説・文芸
1,100円 (税込)

5pt

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人間に奉仕するために造られた人工妖精(フィギュア)。その一体の揚羽(あげは)は、東京自治区の閣僚を殺戮し続けている人工妖精“麝香(ジャコウ)”の影を追っていた。その頃、揚羽の双子の妹である真白(ましろ)は、自治区総督の椛(もみじ)閣下が暗殺されたことを知る。自治区最大の危機を前に、揚羽と真白はそれぞれ、己の今後の人生を左右する選択を迫られる。守るべき者のために、己の全てを犠牲にする覚悟をした揚羽の運命は……揚羽をめぐるシリーズ4作のフィナーレ。

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スワロウテイル/初夜の果実を接ぐもの のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    途中で引用されているbad apple!!にこんな解釈もありか、と思った。
    久しぶりに聞きたくなった。
    祝福された真白が全ての存在を呪い、拒絶された揚羽が全ての存在を受け入れたのが印象的。
    最後に怒涛の超展開が続いて、消化不良を起こした。
    結局揚羽って生きてるの?死んだの?
    揚羽って何人もいるの?
    疑問ばかり増えたのが残念だった。
    麝香の存在もご都合主義の塊のようにしか感じなかった。
    エピローグの洋一って一巻の少年?
    今度こそ幸せにしてあげてほしい。
    そういえば一巻からここまでで八年たっていたのに今更気づいた。
    それから、毎回巻頭にあった百人の村の話が好きだった。

    0
    2017年02月19日

    Posted by ブクログ

     人口自治区最大の危機と、揚羽たちの決断を描くスワロウテイルシリーズ最終巻。

     ハッピーエンド、バッドエンド、トゥルーエンド、そんなあらゆる終わり方の要素が詰め込まれたシリーズの終着点だったと思います。

     個性的な登場人物のやり取りや突飛な行動といったコメディ要素に鏡子の哲学談義と、前半部の雰囲気はこれまでのシリーズ通り、それだけに後半、今までのシリーズ通り、揚羽たちが過酷な運命に巻き込まれていくか、と思うと辛く、平和な前半パートで終わってほしい、と思わずにはいられなかった気がします。

     自分の顔を持った殺人人工妖精”麝香”を追う揚羽を描くAパート、
    自治区総督の暗殺によって騒乱に巻き込まれる真白を描くBパート、
    そして、須田陽平が揚羽に会いに行く姿が描かれるCパートと、三つのパートがどのようにつながっていくか、も読みどころの一つです。

     AパートとBパートの終着点の対比ほど悲しく残酷なものはなかったと思います。ひたすらに優しかった彼女たちが、なぜこの運命に生まれてこなければならなかったのか、人間が知的生命体を作ったことの罪深さまでにも思いを巡らせずにいられませんでした。

     そんなささくれだった心に、エピローグのそれぞれのエピソードは、それでも生命として生きることの素晴らしさを伝えて、自らの心を浄化してくれるような、清らかさが感じられました。これもまた揚羽が読者に遺してくれたメッセージなのかと思います。

     揚羽とともに、この世界のすべての人々と生命に祝福を願いたくなる、行き着くところに行き着いた最終巻だったと思います。作者あとがきで少しにおわせているところもあるので、願わくば少しでも、全員が救われるような、後日譚を、
    あと作中でより大きな物語をにおわせるところもあったので、それもまたいつか書いていただけたら、読者としてこれ以上うれしいことはないです。

    0
    2015年12月02日

    Posted by ブクログ

    全体として王道やテンプレに流されて陳腐になりかけている場面がちらほらある。
    結末のための物語展開ですべて予定調和のよう。
    トーンの違うパートが入り乱れていて没入できない。
    シリーズの中では作品としてのクオリティは下かもしれない。

    以上のように頭では「揚羽をめぐるシリーズ」最終巻に対する期待を超えられなかったと思っている。
    それなのに読み終わってから心動かされている。
    つまりは感動している。
    心に残る何かがある以上、自分にはホームラン。

    シリーズ全体の評価は最高。
    また最初から読み返したい。

    0
    2014年03月12日

    Posted by ブクログ

    とうとう終わってしまいました。大円団でしたね。
    みんながハッピーエンドでは無いけれど、エピローグ及びExtra Storyで1作目からのファンも納得がいったのでは。
    のっけから揚羽が3人出てきて混乱しました。且つ各段落が主人公毎にA,B,C,D,の符号が付いて符号毎に時系列で話が進行する仕掛け。
    伊坂幸太郎かと思いましたよ。
    懐かしの雪柳が出てきて小揚羽周辺は楽しそう。
    麝香も最後の最後で救われたし、一番可哀そうなのは真白かな。
    表紙がラノベ風なので随分損してると思います。確かに一部ラブコメ風だし一部すちゃらか描写は有りますが、堂々たるハードSFでした。
    この設定をいかして是非続編またはスピンオフを!

    0
    2013年12月06日

    Posted by ブクログ

    時系列も視点もいくつもあってなかなか簡単には読めませんでしたが、夢中になって引きこまれるほどのおもしろさがありました。
    色々書くとネタバレになりそうなんですが、この愚かしい人間を最後まで愛し続けてくれた揚羽に、感謝を捧げなければならないと思います。

    0
    2013年08月13日

    Posted by ブクログ

    この物語を書き上げたことに敬意を表して★5つをつけます。
    とにかくボリューミーでした。複数の時間軸が平行で描かれる上、どの軸にも揚羽を名乗る人物がいるため、気を抜くと置いて行かれてしまう。長く続く哲学談義が読みどころでもありつらいところでもありですが、これがなければ薄っぺらな話にもなってしまう。
    エンディングは悪くないけど、ちょっと真白がかわいそうな気もします。

    0
    2013年08月09日

    Posted by ブクログ

    章立てからしてパラレルっぽいかなと思っていたけど、そのとおりでしたね
    最近読んだ本で秀作だなと思った本は、この系統のものが多いかも
    ちょっと、ついて行けなかったところがあるので、もう一度読み返したいと思っています

    0
    2021年10月27日

    Posted by ブクログ

    A揚羽がそれなりに幸せで、NEXT揚羽が陽平に掴まりそうで、安堵。トータルで人類としては物悲しい結末でしたが、いい完結だと思います。

    しかし、小揚羽とNEXT揚羽のどっちが揚羽の「あの子」なのか、判らなかったなー。NEXTの方だと思うんだけど…(NEXTは第四を持たずに自力で起きて、で、その手で初めて造った子が子揚羽で水淵を通じて鏡子に託されたんじゃないかと予想。なんか見落としたかなあ…)

    0
    2013年09月04日

    Posted by ブクログ

    最初から2巻並に混乱させてくれました。

    まぁ、同一の名前の人間があちこち存在をしていたら混乱するだろう。
    兎に角、これでこのシリーズは終了らしいけど、外伝的な話はいくらでも可能そうなので、ちょっとそれに期待したい。

    0
    2013年08月06日

    Posted by ブクログ

    ばらばらに描かれる物語が3方向。
    最初脳内混乱から始まるのだけど、最後はまぁうまく繋がるのでそこは面白かったかな!

    0
    2014年09月03日

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