ワシントン・ポストはなぜ危機を乗り越えたのか

石川幸憲

ワシントンポストは、米金融危機後の新聞不況のなかで黒字を維持する数少ない新聞社だ。
収益の半分を稼ぐ教育事業への多角化など、同社の強さの秘密を探る。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 社会・政治 / 国際
• 出版社: 毎日新聞出版
• ページ数: 224ページ
• 電子版発売日: 2013年10月11日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★★☆]

紙の新聞におては成熟産業であり、既存事業への影響を考えると簡単には電子化を進めることが難しい状況において、いかにワシントンポストが成功しているのかということが簡易に学べる。

簡単にいうと、資本の最適配分である。それを成功させる企業の能力は、長年新聞社が培ってきたものとは別のものであり、如何にその人材、仕組みを自社内に構築するべきかがポイントになりそうだ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

その後のワシントンポストってのを考えると、決してタイムリーではないけれど、メディア企業がメディア事業だけではなりたたなくなった今、考えないといけないヒントは提示してくれる。
全く絡まないと思われる事業と事業をいかに結びつけるか、これからメディア企業で働いていこうと考えている人には、大事な視点だと考える。