コーヒーと恋愛

コーヒーと恋愛

825円 (税込)

4pt

まだテレビが新しかった頃、お茶の間の人気女優 坂井モエ子43歳はコーヒーを淹れさせればピカイチ。そのコーヒーが縁で演劇に情熱を注ぐベンちゃんと仲睦まじい生活が続くはずが、突然“生活革命”を宣言し若い女優の元へ去ってしまう。悲嘆に暮れるモエ子はコーヒー愛好家の友人に相談……ドタバタ劇が始まる。人間味溢れる人々が織りなす軽妙な恋愛ユーモア小説。

...続きを読む

コーヒーと恋愛 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月02日

    1963年に刊行された昭和の小説です。
    主人公は、テレビタレントのモエ子さん。
    ドラマの母親役やオバサン役で人気の女優です。
    八つ年下の夫、ベンちゃんは、劇団の舞台装置家。
    劇団の若い研究生アンナとベンちゃんの仲を疑って、モエ子さんはヤキモキしています。
    モエ子さんはコーヒーを淹れる名手でもあり、コ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月18日

    面白かったんだけど、モヤモヤするー。

    モエ子に感情移入して読むと、まわりの人たちが身勝手で腹立たしいなぁ、って感じるけどモエ子にも「そうじゃない!」って思うところもあって。50年以上の月日が流れて、技術や情報は進化しても人間の感情なんてそうそう進化するものじゃないんだとかんじた。

    0

    Posted by ブクログ 2021年01月24日

    1960年代の情景がありありと浮かんでくる。なんて言うんだろう、時代が明るい。主人公の純心さを除いても、今は少し想像しづらいくらいのほっこり感が全体的に散りばめられている。

    モエ子さんがとにかく愛おしくなっちゃう。演劇の女優からテレビ女優になって、でもずっとダメヒモ男に捕まったままで、そいつは最後...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月17日

     獅子文六氏(1893〜1969)は、劇作家、小説家、演出家として昭和の演劇振興に尽力された方。この小説は1962年から1963年に「可否道(コーヒーどう)」という書名で、読売新聞に連載され、1963年に新潮社より刊行されたものを1969年に「コーヒーと恋愛(可否道)」と改題され、角川文庫より文庫化...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月29日

    昭和のノスタルジーを感じさせる作品でした。
    私が生まれた頃、今は亡き両親の新婚だった時代の物語。当時の社会は今のSNS世代から見たらさぞノンビリして、自由で生きやすそうに思えるかもしれません。
    そういう意味では結末など気にせず、安心して読める内容でした。

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月28日

    表紙に惹かれて、読みました。
    ちょうど、桜の満開の日に、読み終えることができて、
    本当に心地よかったです。

    私も、最近コーヒーが好きなので、
    この本に出てくる
    いろいろなコーヒーが、
    美味しそうで、

    モエ子さんのコーヒーを、
    飲んでみたかったなあ、


    美味しそうな、
    美しい本との出会いに感謝。

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月03日

    めっちゃ面白いというわけじゃないけど読みやすくて好き
    獅子文六のあとがきで「コーヒー飲みすぎて胃を痛めた、コーヒー小説はもうこりごり」と愚痴を書いてるのが何より面白い。

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月02日

    60年も前の作品とは思えないほど馴染むお話。レトロではあるけど古臭くはなく、体験したことのない時代の話だけれどもなんとも懐かしい。全てハッピーエンドで丸く収まるわけではないのも、心情に無理がなくて安心する。穏やかに読める一冊。

    0

    Posted by ブクログ 2021年03月21日

    昭和の時代背景が漂うユーモアたっぷりの恋愛小説。主人公、モエ子はドラマの人気端役だが、物語もテレビドラマを観るような感覚で読んだ。
    43歳のオバさん(作中ではおばあさんとまで言う)が主人公の恋愛話は余程変わっていると思うが、その展開も中々新鮮で、恋愛心理だけを延々と書き連ねながら表向きのエピソードは...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年03月17日

    昭和の作品でその時代を色濃く感じる作品なのだけど、男女のあれこれというのはいつの時代もそんなに変わらないのだなぁと思わされる内容のユーモア小説だった。

    美人ではないけれど大衆の人気を得ている女優の坂井モエ子。43歳の彼女は、8歳下の演劇作家のベンちゃんと事実婚をしていて一緒に暮らしている。
    2人...続きを読む

    0

コーヒーと恋愛 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

獅子文六 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す