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Posted by ブクログ 2023年07月02日
1963年に刊行された昭和の小説です。
主人公は、テレビタレントのモエ子さん。
ドラマの母親役やオバサン役で人気の女優です。
八つ年下の夫、ベンちゃんは、劇団の舞台装置家。
劇団の若い研究生アンナとベンちゃんの仲を疑って、モエ子さんはヤキモキしています。
モエ子さんはコーヒーを淹れる名手でもあり、コ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月24日
1960年代の情景がありありと浮かんでくる。なんて言うんだろう、時代が明るい。主人公の純心さを除いても、今は少し想像しづらいくらいのほっこり感が全体的に散りばめられている。
モエ子さんがとにかく愛おしくなっちゃう。演劇の女優からテレビ女優になって、でもずっとダメヒモ男に捕まったままで、そいつは最後...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月17日
獅子文六氏(1893〜1969)は、劇作家、小説家、演出家として昭和の演劇振興に尽力された方。この小説は1962年から1963年に「可否道(コーヒーどう)」という書名で、読売新聞に連載され、1963年に新潮社より刊行されたものを1969年に「コーヒーと恋愛(可否道)」と改題され、角川文庫より文庫化...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月21日
昭和の時代背景が漂うユーモアたっぷりの恋愛小説。主人公、モエ子はドラマの人気端役だが、物語もテレビドラマを観るような感覚で読んだ。
43歳のオバさん(作中ではおばあさんとまで言う)が主人公の恋愛話は余程変わっていると思うが、その展開も中々新鮮で、恋愛心理だけを延々と書き連ねながら表向きのエピソードは...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月17日
昭和の作品でその時代を色濃く感じる作品なのだけど、男女のあれこれというのはいつの時代もそんなに変わらないのだなぁと思わされる内容のユーモア小説だった。
美人ではないけれど大衆の人気を得ている女優の坂井モエ子。43歳の彼女は、8歳下の演劇作家のベンちゃんと事実婚をしていて一緒に暮らしている。
2人...続きを読む
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