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「儲からない」といわれた個人宅配の市場を切り開き、「宅急便」によって人々の生活の常識を変えた男、小倉昌男。本書は、ヤマト運輸の元社長である小倉が書き下ろした、経営のケーススタディーである。
全体を通して読み取れるのは、「学習する経営者」小倉の謙虚さと、そこからは想像もできないほど強い決断力である。成功した人物にありがちな自慢話ではない。何から発想のヒントを得たか、誰からもらったアイデアか、などがこと細かに記されている。講演会やセミナー、書籍、マンハッタンで見た光景、海外の業者に聞いた話、クロネコマークの由来…。豊富なエピソードから伝わってくるのは、まさに学習し続ける男の偉大さである。
Posted by ブクログ 2022年08月21日
ヤマト運輸二代目社長の視点から、同社が宅急便事業に至り、そして成功させるまでの険しい道のりが赤裸々に描かれている本書。
超重要取引先と、国家権力と、そして社内と闘った歴史、その節目節目における小倉社長の思想と行動が鮮明に浮かび上がるようで、一気に読み進めることができた。
不運もあって20代は病床に...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月05日
何年もの間、積読していたがもっと早く読めばよかった。極めて秀逸なヤマト運輸創業二代目小倉昌男の自著。
世間の既成概念や行政の規制から成り立つはずがないと言われた、宅急便を創った才人。
20年前に書かれた本書の時点で、ネット成熟による宅急便の取扱高の大幅増を予見するほどの先見性。
経営は論理の積み重...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月15日
採算のとれない個人宅配市場への転換。デメリットをいかに対策をとるか。散発的な需要。酒屋や米屋に取次店として機能してもらい、個人→取次店→ヤマトが集荷しk、営業所に集める。三方が得をする。次第にコンビニも取次店として拡大していく。
「個人宅配はもうからない」という常識を疑い、行政の横やりやコスト面と...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月01日
ヤマト運輸の2代目社長の話
50年前のストーリーをを20年前に書いた本
戦術的な面は古いがその経営哲学や論理的思考は今でも通用するものだと感じた
プロの物書きが書いたものではないので少し話が前後したりして読みにくい部分はあるが、それを補って有り余るくらい内容は充実している
また20年前の本...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月19日
経営関連では名著と呼ばれる本。
小倉元社長がヤマトの歩みを説明する構成だが、マーケ・商品開発・設備投資・組織運営などのテーマごとに経営手法とその工夫が示されていて、300ページとは思えない読みやすさであった。
20年前に書かれた本ではあるものの今見ても色あせておらず、世の中の不を改善しかつ儲ける方法...続きを読む
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