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事故で夫を失ったサヤは赤ん坊のユウ坊と佐々良の街へ移住する。そこでは不思議な事件が次々に起こる。けれど、その度に亡き夫が他人の姿を借りて助けに来るのだ。そんなサヤに、義姉がユウ坊を養子にしたいと圧力をかけてくる。そしてユウ坊が誘拐された! ゴーストの夫とサヤが永遠の別れを迎えるまでの愛しく切ない日々。連作ミステリ小説。
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Posted by ブクログ
「モノレールねこ」がとても面白かったので、この人の書く長編はどうだろうかと手ににしたのがこの本でした。 事故で夫を亡くしたサヤは生まれて間もないユウスケを連れて、生前親しくしていた伯母の住んでいた「佐々良(ささら)」という街に移住します。 気弱でお人良しで頼りないサヤの周りには数々の事件が起こりま...続きを読むすがその度に亡くなった夫が他人の姿を借り助けてくれます。 それに加えて気の良い「佐々良」の街の人たちの支えもあり、サヤが人間的に成長していくというお話です。 ひとつの事件を乗り越えるたびに強くなっていくサヤを見て「子を想う母の強さ」というものを感じました。 涙腺が弱くなったためか、5章目「ダイヤモンド・キッズ」でぐっときて涙し、最終章「トワイライト・メッセンジャー」では夫からの成長したサヤへ対する愛情を感じてまた涙しました。 心の奥がぽかぽかするようなそんなお話、読んでみませんか。
すごくいいタイミングで出会えた本。夫を失くした主人公が乳児を育てるんだけど、夜泣き対応で途方にくれたり、離乳食に手こずる描写が育児あるあるで愛おしい。主人公を何かと助けてくれる町の人たちもみんな魅力的だった。何度も読み返したいやつ。
両親のいない孤独なサヤが手にした小さな幸せは ある日突然夫の事故死で失われます。 残されたのはまだ小さな赤ん坊のユウ坊。 サヤはユウ坊と伯母の残してくれた家で暮らし始めます。 幸薄そうだ・・・ 少々世間ズレもしてそうだ。 危なっかしくてほっておけない、って事で 死んだ夫が幽霊になって見守っているの...続きを読むだ。 日常の中に起こる小さなミステリーと言えるのかどうか わかんない程度のミステリーが優しい。 馬鹿っサヤ 幽霊夫が心配して現れる。 そのうち近所に住むおばあちゃんたちや ヤンキー母の友達もできる。 最後は悲しいお別れもあるけれど とても読後感の良いお話。
「はるひのの」を先に読んだから順番が前後したけど、それはたいした問題じゃなかったです。本作の赤ん坊が、件の作品の主人公だった、ってのは後から気付きましたが、その関係性を知らなくても十分に楽しめました。少しずつ謎解きみたいなことも出てくるけど、自分的には極上のヒューマンドラマ。使者を絡めても、それが陳...続きを読む腐な仕上がりだと”冒涜やん”って腹立たしく感じるけど、ここではすこぶる効果的に使われています。ほのぼの温かい気持ちに浸れる素敵短編集。
ささらさやの音とともに、現れる交通事故で亡くなった夫。それは、泣き虫のさやが困ったときに他人の体を使って起きる軌跡。 ささらとい言う町ののどかさとさ。赤ん坊のユウ坊を気にかける三人組のおばあちゃん、そしてヤンママぽいけど、優しいエリカの存在が気持ちを優しくしてくれます。 死んでもひとの気持ちは残...続きを読むるとしたら、自分は今そこにいるひとだけじゃなく、過去からも生かされているんだなとおもいました。 てるてるあしたをさき先に読みましたが、久代おばあちゃんはやっぱり頼りになりますね。
映画「Twilight ささらさや」を観た後、書店でコブクロの「Twilight」と映画のプロモーション映像をエンドレスでかけている中、文庫を平積みしていたこともあり、手にとって購入した作品です。 どうしても「バカっさや」というあのセリフを脳内で大泉洋さんの声で読んでしまったり、サヤのセリフを新垣...続きを読むゆいさんの声で読んでしまったり。と映画と照らし合わせながら読みつつ、作者の加納朋子さんの優しさをそのまま表している優しい言葉達に心洗われる気持ちになりながら読ませていただきました。 この作品の中で描かれているのは母親が子どもを思う時、この世界の何よりも強い存在になる事、母親の偉大さを加納さんらしい柔らかいタッチで書いている事もそうなのですが、子どもの事については、親が責任を持つのは当然の話としても、親に過剰な責任を負わせることがないように子育てに対して周囲の大人の理解と協力が必要という、昔は誰に教わることなく当たり前に出来ていたことが情報社会が進む現代では失われてしまっている現実を優しく突き付けられたようで、そういう意味でも自分自身の身に置き換えて考えても、自分が子どもの頃の大人のように子どもに対して優しい大人であるかどうかを問いかける、心が痛む作品でもありました。 厳しくはないからこそ現代社会の抱えている問題について深く考えさせられる作品でもあります。 (作者としてはそこまで考えてもいなかったのかもしれませんが) またコブクロファンとして、私個人としては、それまで「母親に大切に育ててもらった息子として母親に対する思慕」を多く歌っていたコブクロがこの作品と出会ったとこで、父親としての子どもに対する愛情と母親として子どもと接してくれている妻に対する敬愛の情を歌った「Twilight」が誕生したのは、本当に人と人とが出会うことで、人は成長し変化するんだな。という事を理解できました。
匿名
サラさんは孤独だったけれど、周りの人達に愛され見守られて、もう孤独ではないですね。 これからは強い母親になってゆくのかな。
加納さんお得意の、日常にある少しの謎とホッコリ&少しウルウルな感じの本です 加納朋子さんの本ってミステリィなのに、誰かが殺されたり恨まれたりみたいな事が無く、ほっこりするようなお話しが多くて安心して読めます(*^^*)
心が暖かくなるような話。 母は強しだし、見守ってくれて、お節介してくれる人も周りにいる。子育ては孤独になることが多いけど、こんな人たちが周りにいたら心強いかな。
久しぶりの読書。 久しぶりに読んだ本がこれで良かった。 少しだけ心が満たされた。 子供が生まれたばかりのサヤの旦那が、交通事故で突然亡くなってしまい、サヤは息子と2人で遠く離れたささら市に引っ越す。そこで3人のおばあちゃんやエリカと友達になり、ピンチの時は旦那が人に乗り移って助けに来る話。
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