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Posted by ブクログ
〈宿〉をテーマにした短編4作品。
旅行に行ったような気分になれるミステリ。
古い民宿から豪華ホテルまで舞台は様々で、作品ごとに雰囲気も読み心地も違うので、最後まで楽しかった。
自分がこれまで泊まった宿を思い出しながら想像して読むのもまた楽しい。
短すぎないちょうどいい長さで、予想外の捻りや、火村ファンにはたまらない一編もあり、今まで読んだ〈国名シリーズ〉以外の短編の中では一番好きかもしれない。
『暗い宿』
廃業した民宿に泊めてもらうアリス。
「それにしても──この宿は暗い。」
暗くて古い民宿はもうそれだけで怖いのよ。
『ホテル・ラフレシア』
石垣島の高級リゾートホテルで行われた〈犯人当てゲーム〉が楽しそう。
チェックインから夜のバーまで、リゾートホテルに行った気分も味わえる。
作中に登場する「ホテル・カリフォルニア」。有名な曲なのでよく耳にするけど、こんなに謎めいた歌詞だったとは…。
『異形の客』
和風の温泉旅館が舞台。
品数の多い美味しそうな部屋食、温泉の朝風呂、浴衣…。あぁ〜旅行に行きたくなる!
帽子にサングラス、マスクに手袋の透明人間のような男は一体誰なのか…。
『201号室の災厄』
初めての火村目線のストーリー。
東京の豪華ホテルに泊まる火村が、いつもとは違う立場で事件に向き合う。
緊迫した状況でこんなにハラハラした事件は初めて。
今までに見たことのない火村の一面が見れる、まさに初めてづくしの一編。
1番面白かった!
〈宿シリーズ〉良いなぁ。もっと読みたい。
あとがきの最後の一文まで旅気分を味わえた。
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