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Posted by ブクログ
「第一発見者」
遺体の第一発見者になった主婦。
「巻きぞえ」
マンションを見に行って、飛び降り自殺の巻き添えとなって死んだ恋人。
「反対運動」
自宅前に犬の糞やゴミが置かれるようになった。近くに葬儀式場が建築されることになり、その反対署名にサインをしない事が原因かもしれない。
「行旅死亡人」
母が遺した父からのハガキ。それを読んで、官報の行旅死亡人欄を確認するようになった娘。
「二番目の妻」
夫とは再婚だ。前妻から腎臓移植を受けたが、心理的葛藤が強くなり離婚した。
その前妻の影がちらつくようになったのは何時からだっただろうか。彼女の腎臓を移植したことによる強い絆があるに違いない。
「ひき逃げ」
恋人の運転する車が犬を轢いた。犬は反対車線に撥ね、女性が運転する車に轢かれた。どちらの車も止まらずに去ったが、飼い主がポスターまで作って犯人探しを始めた。
「解剖実習」
医学部に入った娘が解剖実習を行う。両親は心配でならない。解剖される遺体は殺人を犯した人間だった。遺体と両親、それぞれの事情が絡み合う。
Posted by ブクログ
死ぬことにまつわる様々な話(7編)。
さらっと読めるけれど、やはり読んだ後は気持ちがいいというものではなく(bad endという意味ではなく)、ぞっとするものが残る仕上がり。それがこの作者の個性なのだけど。人間的だから、余計に自分に当てはまりそうでこわいのかもしれない。
「反対運動」などは、私は結婚はしていないけど気持ちがわかる気がして仕方なかった。最後の最後にしかできない復讐。誰にも知られず、故人にさえも。人間はきっと、特に姑なんて他人なんだから「完璧な嫁」でいることなんてそうそうできない。きっと裏がある。そういう意味でも安心はしたかな。
おもしろかった。
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