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急速な経済成長の反面、格差と腐敗、言論統制、大気汚染など難題が山積している習近平新政権。しかし、旧ソ連・東欧諸国の共産党政権が崩壊したなか、なぜ中国だけが急速な台頭を遂げられたのか。それは、イデオロギーのみに固執せず現実主事の実践を徹底。日本も真似のできない長期成長戦略の策定、優秀な人材確保・育成、危機管理などの強固な国家マネジメントが存在するからである。豊富な現地情報と著者独自の人脈を活かした独特の視点で、中国共産党という巨大組織の強みと弱みを浮き彫りにしていく。中国の尖閣諸島問題に対する本音、中国外交とアメリカの思惑、そして中国共産党が野党になる日など、日本人の知り得ない事実にも迫っていく。
...続きを読むPosted by ブクログ 2013年05月18日
「中国共産党は崩壊しない」という著者の基本的な考え方に沿って書かれている。主張が強すぎるでもなく、日本人にも違和感なく読んで理解できる。特に、中国共産党は中東の独裁国とは異なり党内にそこそこ健全な闘争があって人選されている、地方政治をちゃんと経験してから国政に関わるシステムになっており、日本の政治家...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月29日
「中国共産党」という世界でも異質な政府を取り上げつつ、中国の近現代史、現状、未来を論じた良書。
中国の反日教育はひどいと思いつつも、確かに日本人も穿った見方で中国を見ているなと再確認した。
社会主義でありながら資本主義経済を導入する中国型の「資本主義社会計画経済」は極めて現実主義的であった、という...続きを読む
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