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Posted by ブクログ
傑作。
タイトルのインパクトに惹かれて購入したのだが、1ページ目からそれを裏切らない怒涛の展開。
全篇を通して直前のセンテンスを裏切り続け、最後までするすると読めるライトノベルのお手本のような本。
物語は萌えが一般的となった未来社会を舞台に、メディア論的な内容と、主人公と義妹たちとの関係の2本を軸にして展開する。
「ぶんがく系ラブコメ」の名に違わず、大学などで近代小説をかじったことのある人にはニヤッとできる小ネタが散りばめられているのも楽しい。
さらにフラグの立て方と回収の仕方がとても丁寧なために、物語の展開に無理がなく、読んでいて溜飲が下がる。
後半に主人公がメディア論的な主張をする場面があるのだが、本書全体のテーマとうまく絡めて説教くさくならずに処理しているところにも好感が持てる。
ライトノベルが芥川賞を取る日もそう遠くは無いと思えるいい作品でした。
続きもあるそうなので、読者の期待をいい意味で裏切るようにがんばれ作者!
Posted by ブクログ
賛成の人、反対の人、どうしていいか分からなくなっている人、ほどよく評価が分散していて、いいのではないかと思います。
小説には、書き手の自由と、読み手の自由があって、この作品は書き手の自由が暴走しているタイプですが、作風は異なれど、はじめて舞城王太郎が登場したときの痛快さにも似ており、面白く読めました。
姑息な手段で読者を楽しませつつ、小説を破壊しようとしているところが、すんばらしいですね。
SFっぽい要素が少し入ると、海外のSF作家を引き合いに出して、つまらん! けしからん! と批判されがちですが、こう考えてみてはどうでしょう。
「海外の有名SF作家にこの作品が書けるだろうか」と。
絶対に書けません。書かないだろうし、書けないのです。それがこの作品の独自性であり、面白がるところだと思います。
あくまで「萌え」は設定の一部でしかなく、萌え文化に抵抗があってもなくても、あまり重要なことではないので、スッと受け入れてしまうのが正解。
主人公をはじめとした、登場人物たちの小説に対するストレートな熱い思いを、一緒にバカになって読むのが、読み手としての粋であります。
パンツ。
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少年・青年マンガ
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