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Posted by ブクログ
処女三部作の第三作目です。
(私はたまたま最初にこれを手にしましたが
読む上ではまったく問題ありませんでした)
三作とも読みましたがこれが一番好き。
処女で三十路のポルノ作家理気子が
キザでおフランスでスキンヘッドの男と不倫をする話。
とにかく面白いです。
似非インテリでおフランスな彼の描写が痛快。
ストーリー展開も痛快。
文体も軽快で明快。
何度も読み返してしまいます。
理気子とおフランス霞の風変わりな関係だけでなく、
星野夫妻の「ごくフツーにどろどろした」不倫が
対照的に描かれているのがまたいいなーと思います。
著者はいつもそういう「ごくフツー」だとか
薄っぺらな「オシャレ」といったものに対して
少し皮肉な、でもどこか暖かい、生ぬるい視線を向けている気がします。
そこが好きなんですが(*゚ー゚)
皆さんもぜひ読んでみてください。
そして霞の物まねをしましょう。
Posted by ブクログ
おもろい!笑笑
処女にして、官能小説作家の力石リキ子。しかもオーバー30。すでに設定からしてそう。甘くくど〜い恋愛小説なんてもってのほか。力石にかかればちゃっちゃとヤりたい。
もしくは微妙に話の噛み合わない男に心の中で爆笑しつつ、10セットでゲームセットなんだから早く次いきましょー。と、なんともサバサバとした力石リキ子の姿についつい魅了されてしまう。
そんな力石さんは処女にして官能小説作家っていうね。
うまぃなぁ。うまい。
噛み合わない男とのやりとりもうまいし、ちゃっちゃとヤりたい力石を口説いてどーにかしようという男の回りくどい意味のない言葉の羅列の描き方もうまい!
それをリキ子は28字で要約してしまったり、彼から来たラブレターに赤ペン入れたり、恋愛と結婚、恋人と妻などへの考え方の潔いこと。よいこと。
リキ子乾杯。
リキ子万歳。
リキ子の大ファンです。
Posted by ブクログ
女は強い。女はシビア。
改めて、そう感じた一冊。
主人公の理気子は、男性経験のない34才ポルノ作家。
その肩書き(?)を聞くと、容姿が著しく悪いのかとイメージしてしまうけど、そうではないように思わせる描写も。
長身で、怪力であることは間違いないようですが。
彼女は、自身には女としての魅力が著しく欠けているのではないかと考えており、けれど、とにかく経験はしておきたい、という願望を強く抱いています。
そんな彼女が惹かれ、そんな彼女に惹かれた男性は、妻帯者でー。
とにかく面白おかしい一冊。けれど単なる、薄っぺらなラブコメではありません。
恋愛中の盲目・陶酔・自己保身…そういったものが、恋愛中であるはずの理気子の視点できちんと分析されていて、そして、こんな分析ができてしまう自身がやはり、女としての魅力に欠けているという思考に落ち着く…
そんな書き方が、この作品にはとてもちょうど良く、ふむふむ、参考になるなと思ってしまいます。
恋愛をすると「分からなくなる」人とそうはならない人がいる。何となく、頭では分かっていたけれど、この作品を読んで、すっきり理解できました。
好きだから分からなくなるという言い訳で、自己保身をし、言い訳をし、意志力のなさ・覚悟のなさをひた隠し、そんな自分を見ない事にして、恋愛という現象でちょっと美化して語る。
それができれば、きっと楽。
無意識にしてるのが男性で、自分でも気付かずに、そう演じられるのが女性。
※もちろん、そうではない人もいるけれど。
やっぱり女は強くてシビア。
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