無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
「彼女が単に、とても植物園にいることを楽しめるということ。それ自体を私はうらやましく思った。
なぜなら、私の場合は、同じくらいの喜びを得ようとするなら、四〇〇メートル・ハードルをしなければならないのだ。」
なんだかここが好き。鞠子という名前も可愛くて好き。
はじめは文体に慣れなかったが段々と楽しめた。
読んでる最中はそんなに古い小説だと思っていなかったが最後の方で出てきたインプラントの記述を見て奥付を開いてみると1994年刊行でびっくり。文体も昔の本だからなのかな。
この作者の最近の小説を読んでみたいと思った。
あと、題名がダサいと思う。
Posted by ブクログ
35歳の主人公。
妻は美人でスタイルもよく、娘はもちろん(なぜもちろん?)可愛らしい。
普通の歯科医院より3倍も多く設備やデザインにお金をかけた個人歯科医院を経営し、丘の中腹に建つゴージャスなマンションでは、後付けで工事してもらって寝室で有線放送も聞けるんだってさ。
主人公の車はボルボ、妻の車はプジョー。
本人はスポーツマンで、金もセンスもある。
とことんいけ好かない奴ではないか。
で、妻が、いつの間にか小説を書いていて、新人賞を受賞し、売れっ子として活躍しだしたところから夫婦の歯車が狂いだす。
それのどこが挫折なんですか?
甘ったれるのもいい加減にしろ。
確かに妻の書く小説は、過激な性描写が多く、私小説のように読めなくもないとなると心穏やかでいられないのはわかるけど。
なんだか自分が被害者のように傷ついたアピールをするのは気に入らん。
悉く、何が何でも気にくわない。
でもこの話、挫折を知らないこの主人公の話ではなく、ごく普通の暮らしをしているごく普通の35歳の人間なら、ごく普通にこういう経験はあるんじゃないだろうか。
ある程度成功したと思える自分の人生が、実は非常に不安定なものであり、簡単に失敗に転じてしまうかもしれないという不安。
仕事に対するものか家族に対するものか、絶対と思っていたものが絶対じゃないとわかってしまうこと。
そこで一度立ち止まった主人公が、もう一度夫婦で向き合って、また走り出そうという話。
しかし、互いの不倫を追及することもないまま、二人でエイズ検査を受けてチャラにするって心理がよくわからない。
うーんんん。(-"-)
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。