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100年を経ていま甦る、歴史的名著――『修養』『自警』。苦しみのうちに前を向いて進んでゆこうとする、すべての人への熱きメッセージと具体的助言。今こそ、すべての日本人が立ち返りたい「新渡戸哲学」の真髄。本書は、新渡戸稲造博士の名著『修養』『自警』から、「苦難の時をいかに生きるか」をテーマとして項目を精選、現代仮名遣いを用いた平易な日本語にして、注や見出しを加えて再編集、新たに編んだものです。明治・大正の人々に大きな感化を与えた新渡戸博士の教えは、今もまったく色あせることはありません。いかに生きていくべきか、いかに困難を乗り越えていくか、そのためには日々、どんな心得を持ち、修養すればいいのかを、新渡戸博士は、すべての世代に向けてあたたかな目線で説いています。私たちが、人生の逆境をどのように乗り越えるか、今こそ、深い示唆を与えてくれる1冊です。東京女子大学学長・眞田雅子氏による「発刊に寄せて」を収録。
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Posted by ブクログ
約100年前に刊行された『修養』『自警』から、東日本大震災後に逆境に立ち向かう全ての人に向けて2011年に編集されていますが、現代でもその内容は少しも色褪せる事なく、多くの気づきを与えてくれます。
逆境は全ての人にある。得意の絶頂にある人にも大統領の地位にある人にも、必ず自分の思い通りにならないことがある。この自分の思い通りにならない事には二種類ある。つまり、天の授けるものと自分が作り出すものである。
前者は運命と称され、後者は自業自得と言われる。二種類の禍いのうち人生でどちらが多いかといえば、自ら作り出すものの方がはるかに多い。ただ人は普通、なぜ逆境に陥ったかを良く考えないから、天を怨んだり他人を怨んだりするのだ。知恵が少ない人ほど罪を他人に転嫁する事が多い。
逆境も善用すれば、修養のための大きな糧となり、順境に到達する手段となる。
逆境の時、一歩退いて、さて、この先は・・・と考えれば、前途が少しは見え、光も希望も認められるはずである。もう少しつま先立ちをして前を見る事が大事だ。
逆境を善用する方法
1.悲しみを共にするという同情心
2.他人の欠点を許す寛容さ
3.不幸の中に一条の光を見出す感謝の念
4.逆境は自他に対する試金石
5.逆境から得られる超俗的修養
順境にあるとついつい油断が生まれる。
人生の禍福は全て自分の心が作り出す。
人生の4つの力を貯蓄する
1.金銭、2.体力、3.知識、4.精神力
最も大切なのは『徳』の貯蓄をする事だ。
人生の決勝点を高いところに置き、自分に克つことが大事。
Posted by ブクログ
逆境を越えてゆく者へ
爪先立ちで明日を考える
著:新渡戸 稲造
編:実業之日本社
出版社:実業之日本社
「牛の歩みのように遅くてもいいから、一歩一歩と進み続ければやがて必ず千里の遠きに達することができる」 本書は、東日本大震災によせて復刊されたことを知る。平易で、わかりやすく、100年前に書かれたことに驚きを禁じ得ない。
目次
発刊に寄せて 東京女子大学学長 眞田雅子
第1章 逆境を越えてゆく者へ
第1節 そもそも逆境とは何か
第2節 逆境にある者が陥りやすい危険
第3節 どのように逆境に立ち向かってゆくか
第4節 逆境の善用で精神を鍛える
第2章 人生の危機は順境で起こる
第1節 順境にあるとついつい油断が生まれる
第2節 順境にある者が警戒すべき危険
第3節 どのように順境に対処するか
第3章 決心を継続していくということ
第1節 決心の継続は大事をなす基
第2節 決心を継続するためにすべきこと
第3節 継続心を妨害する外部要因
第4章 四つの力を貯蓄する
第1節 貯蓄と蓄財は異なる概念
第2節 金銭の貯蓄は卑しいことではない
第3節 大きな目的を達成するに役立つ体力の貯蓄
第4節 事が起きた時に活きる知識の蓄積
第5節 最も大切な徳の貯蓄
第5章 臆病を克服する工夫
第6章 人生の決勝点
ISBN:9784408108964
判型:4-6
ページ数:216ページ
定価:1500円(本体)
2011年07月06日初版第1刷発行
2012年03月08日初版第5刷発行
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