体罰はなぜなくならないのか

体罰はなぜなくならないのか

836円 (税込)

4pt

4.0

大阪・桜宮高校での生徒の自殺を機に体罰撲滅が叫ばれる一方、「愛情があれば殴ってもよい」という支持の声は大きい。教師が子どもに罰として肉体的苦痛を与える「体罰」は、学校教育法で明確に禁止されている。体罰に教育効果などなく、子どもに致命的なダメージを与えるだけ。だが、教師は子どもを暴力で支配する快感に溺れ、親はそれを「教育熱心」として讃え、世間も「愛の鞭は必要」と容認してきた。これまで多くの子どもの命を奪ってきた暴力の共犯構造にメスを入れる。

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体罰はなぜなくならないのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年10月09日

    体罰はなぜなくならないのか。藤井誠二先生の著書。体罰も愛情のうちとか、体罰も教育のうちとか、そんな発言をする教師や保護者がいまだにいるのが日本の現実。言葉で説明するのではなく体罰に頼るのは、教師や保護者としての能力不足、適正欠如を認めているようなものです。体罰は犯罪、日本社会からの体罰撲滅を願います...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月13日

    「愛の鞭」なんて聞こえのいいものじゃない、教師と生徒という不均衡な立場の間で行われる体罰はただの暴力。世代間で継承される暴力は伝統でも何でもない。

    0
    購入済み

    一人一人が考えないと

    2016年01月22日

    体罰はなぜなくならないのか?というこの問題に、この本は色々な角度から問題点を挙げて、どうすれば良いのかということを考えている。その中で体罰を受けてきた人が大人になり、また指導者になると、その人たちは体罰をしてしまう、容認してしまうというこのような体罰の連鎖について紹介している。ここで問題となるのは、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月23日

    冒頭、27年前の女子高生の遺書、もうこの世にいたくないの、
    お父さんお母さんゴメンネ、という内容があります。

    これだけで、泣きそうになった。

    そして記憶に新しい大阪桜宮高校の事件。
    結論としては、この27年前の悲劇から世の中は何も
    変わっていないということが数々の事例、許せない事例を
    もとに記さ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年10月23日

    体罰は法で禁じられている行為であり、そして、体罰を是としているひとがたとえば一人いたとしても、一方でそれを非としているひとがいる。あるいは、それによって死んでいく人間がいる。
    著者の言うように、この単純な事実に想像力を働かせることができれば、体罰を防ぐような社会を、徐々にではあるが、つくっていけるよ...続きを読む

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