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上へ上へと伸びるより、奥へ奥へと歩みなさい――強運の人・愛される人の共通点とは? 失敗の多い人生こそ、人の言葉も身に沁みる。二千年生き続ける所作・しきたりにこめられた智恵を紹介。
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Posted by ブクログ
日本人だけが知っているわけではなく本来の人間にはそもそもそなわっていなければならない人として生きるための智恵の塊。 なぜ、それがこのような形で改めて世に問われなければならなくなってしまったのか。その責任の発端を担っているのが我々日本人なのだろう。日ノ本から世界を変える。その力の一端になりたいも...続きを読むのだ。
もともと日本人が得意とする、自然と調和した生き方こそが、これからの世界には必要ではないでしょうか。 例えば、グローバルスタンダードとは一見聞こえがいいが、内実は国家や企業による帝国主義そのもの。提供されるサーヴィスによって最も恩恵を受けるのはサプライサイドだけ。 遺伝子組み換え作物がそのいい例で...続きを読む、食べても健康になんら寄与しないどころか、むしろ不健康になって病気を引き起こす。 最も大切な価値観とは、この地球上に連綿と続く命を未来に繋ぐ事であり、好き勝手に収奪する事ではないはず。 弱者切り捨てが横行する世界の実情を見て、どこか間違っていると感じる心根のある者には確実に腑に落ちる本です。しかし読むべきは、資本主義的価値観(物質主義)にどっぷり浸かって日々慌ただしく生きている方々(笑)。
書かれてあるのはごく当たり前のこと。 いや、ただ当たり前のことができているのか? 人に感謝をしているか? 妬んでいないか? 憤怒に駆られていないか? 疑っていないか? 目に見えないものに敬意を払っているか? 口だけの信仰になっていないか? 神様にほめられる資格があるのか? ページ数は少なく薄い本...続きを読むだが、本質のみがぎっしりと詰まっている。
平易に書かれており読みやすく入りやすい。一方で、もっと知りたい聞きたい場合は、詳細が書かれておらず深みがないので物足りなさを感じる。
優しくさらりと読め、下手な自己啓発本より心に響く。 ①言葉の大切さ:昔の人は不吉な言葉を嫌い忌み言葉を使ったex.終わる→お開き ②日本人の宗教心、信仰の厚さ:冠婚葬祭で神道キリスト教仏教が入り混じる=多神教だからこそあらゆる尊い存在に手を合わせることができる⇔一神教では不可 ③コップが倒れて水が...続きを読むこぼれるとまた新しい水を注ぐことができる=失敗から新しい境地を開く ④人を伸ばすのもダメにするのも言葉次第=おまえは無能だ、と言い続けたらその人は自信を無くし実力も失ってしまう ⑤誇りを捨てると、自信を失う。自信を失うと、正しい判断ができなくなる。⇒国や民族の根本にあるものを知り誇りを持つことの大切さ。 ⑥「みぎわ(水際)の美しさ」→日暮れどきの「黄昏」、夜明け前の「かわたれ」、食べ物ならば「甘辛いもの」
すぴりちゅあるなやつ。 嫌いじゃない。 内容はタイトル通り、予想通り。 嫌いじゃない。 たまにはいいと思う。
第三章「誇りを取り戻す」が興味深かったです。最近、あまり見られなくなった散髪屋の和剃刀(わそり)。赤ん坊や女性の産毛を剃るのに和剃刀は最適だとか。ただ、手入れや習得が困難なためほとんどが洋剃刀。身近にあり過ぎて気づかない、忘れかけている日本特有の練磨技術を著者は「路傍の石」ならぬ「路傍の技」と独自の...続きを読む表現していました。著者は神主さんがなので多少説教くさく感じられる文章もありますが、読みやすく、様々な観点から日本人らしさについて考えさせられる一冊です。
格言のようなものを、エピソードをまじえて紹介している。話を聞いているみたいでとても読みやすい。 2013/11/28
チェック項目11箇所。人生に迷ったとき、もうこれ以上歩めないと思ったとき、この本を手にとってもらい、生きるよすがにしていただければと念じています、日本人が目指してきた「即実践」を心がけて書いてみました、心に感ずることがあれば、すぐ実践してください、幸せはあなたの隣にいるのです。機械や装置をスムーズに...続きを読む動かすための余裕を「遊び」といいますが、人間も同じで、遊びがあるから心が豊かになり、人間関係も円滑になります。古代、名を告げるということは、相手に対して身も心も捧げることを意味しました、名前には魂がこめられているので、その名を告げると、告げた人間のものになる、ですから、いにしえの女性たちは夫にしか名前を教えないものでした、ゆえに平安時代の女性たちの本名はわからないことがほとんどです、紫式部や清少納言というのも、実は宮中の女官としての源氏名であり、本名はわかっていません、それほど名前は大事なものだったのです。昔の人は不吉な言葉を用いることさえ嫌って、メデタイ言葉に言い換える「忌み言葉」を使いました、「猿」は「去る」と重なるので「えて」といい、「すり鉢」を「あたり鉢」、ひげを「剃る」のではなく「あたる」というのは、すべて不吉な言葉を避けるためです。もしも最初から神仏の存在が確認できたら、人々は打算をもって参詣するに違いありません、ゆえに人の真心を試すために、わざと神仏は存在がわからないようにされているのです。偶像を作って神の姿を一律にしてしまえば、それぞれの信者が自分なりに心に描いた理想的な神の姿を損なってしまうというのです。コップに水を入れ、満杯になったら、それ以上水を入れることはできません、でも、コップが倒れて水がこぼれると、また新しい水を注ぐことができます、同じように、ためになる話や言葉は、つまずいたときにこそ、心に入ってくる、順風満帆のときは人の話に耳を貸さないのが我々人間です。時間に追われる現代人の生活から考えると、季節によって時刻が変わるのは不便です、しかし、夜明けとともに働き、日が暮れると眠るという生活パターンを送っていた頃は、起きている実働的な時間を六つに分けた方が働きやすかったのです、その頃の日本人にとって、不定時法は実践に即した、合理的な時間の計り方なのです。日本人はもともと農耕民族です、農作業は、皆が歩調を合わせなければうまくいきません、一軒の家が田んぼや畑に草を生やし放題にすると、そこに害虫が発生し、周囲の家にも虫がうつるため、草を刈るならば皆が一斉に刈っておかなければいけません、農業で大事なことは協調性で、抜けがけや手抜きは許されないのです、こうして「みんなで幸せや苦しみを分かち合う」という独特の気風が必然的に生まれました。一方、狩猟民族だった西欧諸国では、狩るものと狩られるものという関係から社会が成り立っています、強い者が勝ち、弱い者が泣くという弱肉強食の文化は、本来、日本にはそぐわないのです。神様にほめられるには、「ほめられる資格」が必要です、それは、失敗を繰り返しても諦めることなく常に前向きで、反省を重ね、たとえわずかずつでも向上しながら只々歩む続けることではないでしょうか。
神様にほめられたい訳ではないけれど… 少しずつ忘れている日本人というもの そして日本を大切にしたい と改めて思いました。 どんな仕事でも、誇り・向上心・真心が大切。 というフレーズが心に残っている。 真心って響きがステキ☆
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日本人だけが知っている 神様にほめられる生き方
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岡本彰夫
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