無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2019年05月14日
姫野カオルコ。凄まじい作家だ。
主人公のような人物を、現実には「こじらせた」人と言うのだろう。しかし、小説の中では、その凄まじさはたとえようがない。
これでもか、これでもかとつらいエピソードが続く。
性の貧困は、自分観の貧困、人間関係の貧困も招くからだ。
その中でも後の救いとなる、大西と食べる...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
姫野 カオルコの【喪失記】を読んだ。
「私は男に飢えていた」の一文から始まるこの物語に一瞬のうちに引き込まれた。
30歳を過ぎて「処女」である主人公の理津子。彼女は家庭の事情で、幼少期時代を点々と他人の家で過
ごし、再び両親と暮らし始めるまでの間、恐ろしいほど規律正しいカトリックの教会で育った...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月22日
そういえば昔読んだな、、と思いながらまた読みました(笑)
主人公がいい年して処女、という設定は姫野さんの小説には多いですが、切なさがよく描かれていると思います。
あとは料理や食べ物がうまくストーリーにからみあって、「スピーディにいいタイミングで同時に出来上がり、出来たてを誰かにサーブし一緒に食べる楽...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
普通に見た目はキレイな顔なのに、
何故か恋愛に縁がないまま三十路を越えた主人公。
私とは、たぶん対局にいるであろうタイプで、
とても共感出来る感情ではない。
『私は男に飢えていた。』
という小説の書き出しは、
読み進めていくうちに違う形で裏切られた。、
単なる三十路の処女の喪失までの話ではない。
そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月28日
食事をするだけの男女。
なんだか憧れる。食の好みが一致していないと、こんな楽しみ方はできないだろうけど。
食べながら色々なことを話す。子供の頃のこと、個人的なこと。告白しているようで、スッキリ整理できそう。
信頼していないとできない話かも。
理津子は堅物というのかな? それがまた個性的でいいんじゃな...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。