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Posted by ブクログ
読書子の手にあるのは、1980年に刊行された紙魚も黄変もある文庫。何年ぶりの再読になるのか。
歴史小説ファンなら最も注目する戦国と幕末。その時代に活躍した歴史上の人物などに焦点を当てた歴史エッセイ。
「関ヶ原と大坂城」は、重複した記述があり少し興醒め。
「忠臣蔵と堀部安兵衛」は、脚色された安兵衛とは一味違った実像を解き明かす。
「新選組異聞」では、新選組隊士のほか、小栗上野介や伊庭八郎、真田幸貫、佐久間象山、陸奥宗光などについての記述がある。
池波氏は、伊庭八郎に生粋の江戸さむらいとの思い入れがあり、彼を主人公にした小説(幕末遊撃隊がすでにあるが)を書いてみるつもりだと記している。
真田幸貫は、あの幸村の兄を先祖に持ち幕末まで続いた家柄で、佐久間象山はその配下だったとはこの書で知った。
歴史上の人物に興味がある歴史ファンには一読の価値があるだろう。
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