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Posted by ブクログ
パンダは最初の方だけで、後半戦は普通のファイナンスの話になってくる。フリーキャッシュフローからNPV(正味現在価値)を求めて、投資判断をするところまでで本書は終わっているが、最後の方は実務として行わないとあまり意味がなさそうに感じた。
読みやすいか?と言われると、パンダのところまでは読みやすいが、後半戦は普通のファイナンスの本と変わらない。
おそらく筆者も、パンダで例えるのに限界を感じ、結局は普通のネタで後半戦は書いたのだろう。
そういう意味で、この本でなければいけない理由は見当たらず、当書籍の存在価値は薄まる。
ただ、自分にとっての苦手分野が発見できたという意味で☆3つ。
Posted by ブクログ
「ファイナンス」について分かりやすく、パンダや会社などの値段を用いて説明した本。
本書を読めば、ファイナンスの考え方についてはよく分かる。
しかし同時に、ファイナンスの考え方が、仮定に仮定を重ねた机上の空論に近いものだということもよく分かった。
頭の体操としてはおもしろいし、仮定をいくつも重ねないと理論を構築できないのは理解できる。
しかし、理論はあくまでも理論であり、理論と現実が合わないからといって、現実が間違っているとでも言いたげな昨今の金融関係者たちの言動には、目に余るものがある。
話しが逸れたが、例えば、「東京スカイツリーの頂上から飛び降りることはリスクではない」というのは百歩譲って認めるとしても、そもそもスカイツリーの頂上に上ることはできるのか?途中で警備員に止められるリスクがあるのではないか?
などと、机上の空論には、机上の空論で対抗したくなってしまう・・・。
主題であるパンダの値段を収益還元法により算出するのはよいが、これが行き過ぎると、フォード・ピント事件のようなコスト比較がまかりとおってしまうことが危惧される。
また、WACC(加重平均コスト)やFCF(フリーキャッシュフロー)の説明などは、確かにそのとおりだが、それだけではないだろうと思う。
前提知識がない人が読むと、少し勘違いしてしまいそうなざっくりした説明しかしていない。
全体的に、おもしろく読めるとは思うが、実際に役に立つ知識が身に付くかというと、疑問が残る一冊。
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