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伝説のハッカー、ポール・グレアム率いる起業家養成スクール「Yコンビネーター」の3カ月に密着したノンフィクション。若き起業家との熱い交流を描く!
合格率3%の難関を突破して集まった、64チーム、160人に若き起業家の卵。スタンフォード、MIT、UCバークレーといった世界トップ大学の俊英ばかりだ。超一級の頭脳と優れたアイデアがあっても、それだけでは起業は成功しない。数百人の投資家を前にプレゼンし、投資されるかどうかが決まる運命の日「デモ・デー」に向けて、ポール・グレアムの特訓が始まった。
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Posted by ブクログ
Yコンビネータ (wikipedia) が行っているベンチャー企業投資プログラムと、参加ベンチャー達の3ヶ月間の奮闘の様子を描いた本。
Yコンビネータの投資方法が面白く、
- 同時に数十社のソフトウェアスタートアップに対して、スタートアップの株式7%を引き換えに約100-200万円ほど出資する。
- 投資を受けたチームは、3ヶ月間、Yコンビネータがあるシリコンバレーに引っ越してきて、プロダクトを作り続ける。
- いつでもYコンビネータの役員(多くはスタートアップ成功者)の助言を受けられる。(成功の確率が上がる。)
- 最終日にある デモ・デー(数多くの有力な投資家の前でピッチする日) があり、更に多くの資金を得るチャンスが得られる。
- Yコンビネータに出資を受けたスタートアップは成功率が高いので、投資家にとっても魅力的に映る。
というもので、成功例としては、Dropbox, Airbnb, Heroku などがあるよう。
印象に残ったトピックは、
- スケールしないビジネスは「スモールビジネスの開業」、スケールするビジネスは「スタートアップの開業」。スケールしないの例は、webサイトのデザインを助言するコンサル会社、など。一社一社人手で回らないと成果が出ない。スケールするの例は、webサイトの構築の自動化をし、作成を用意にできるソフトを販売する会社、など。ソフトを作れば爆発的な速度で広まる。
- リーン・スタートアップの考え方をかなり取り入れている。「できるだけ早くプロダクトを作り上げて、即刻リリースし、ユーザからフィードバックを集めて、改良する」を繰り返す。
- 忙しく間違ったことをして過ごさない(正解は顧客の声)
本の中では、20数社ほどのスタートアップの試行錯誤の様子が具体的に描かれており、とてもエネルギッシュでパワーが得られた。「どんな人たちが挑戦しているのか」、「どんなことを思いついたのか」、「その思いついたことをブラッシュアップしていく過程はどんなものなのか」、「それぞれの局面でYコンビネータの役員達はどんな助言をするのか」などが詳細に書かれており、参考になった。
Posted by ブクログ
カリフォルニア、シリコンバレーにあるシード投資集団Yコンビネーター(以下YC)。ITベンチャーに関わる人であれば一度くらいは名前を聞いた事のある有名な投資集団、その創設者は、IT業界関係者であれば名前を知らない事が恥ずかしいとも言える有名人、「ハッカーと画家」の著者ポール・グレアムだ。
そのYCだが、実態は秘密にされる事が多く、具体的にどこに投資されたのかすら明かされない場合も多かった。しかし本書では実際にYCの1スパンに密着し、多くのインタビューやミートアップへの参加により細かい描写がされ自分もそこにいるかのような臨場感に溢れる一冊となっている。既にITスタートアップに勤務しているのなら必読、ITスタートアップに興味がある人にとってもかなりオススメの一冊と言えるだろう。
さて、自分はITスタートアップに勤務している立場だ。そうすると勿論周りのITスタートアップも普通の企業に所属しているよりは気にしているという立場でもある。
そのような立場でもって読んだ感想は、月並みではあるがシリコンバレーと東京の環境があまりにも違うという事だ。
細かい違いは本書を読めば嫌でも分かると思うので割愛するが、ざっくりと書くとシリコンバレーでは超優秀なハッカー達が伝説的なハッカーポールグレアムのアドバイスを受けて合宿し、文字通り「死に物狂い」でベンチャーキャピタルへ売り込む為のデモ作成とプレゼンを行うのである。
その合宿で興味を惹かれるのが
・とりあえずシリコンバレーに住む事(シリコンバレーは世界でも有数の生活費がかかる事で有名)
・リクルートされたパートナーには「24時間」という勤務時間以外ありえない
・合宿期間中は家族や恋人、友人等とは連絡を取らない事が推奨される。むしろYC参加中と言えば簡単に断れるだろうから好都合だよね!と言った具合である。
これが良いか悪いかは判断が分かれるところだが、少なくともスタートアップを成功させたいのならば、大事な時期にこういう取り組みが必要だという事は何となく理解できる。もちろん、こういった働き方への取り組みだけでなく、アイデアをどう練るかやベンチャーキャピタルへのプレゼンについても参考になる記述が散りばめられている。
最後に一つ強く印象に残るのが、シリコンバレーでこれをやってるのは凡人ではなくて超がつく程の優秀な人物達であるという事だ。このような環境でやっているシリコンバレーのスタートアップに、日本のスタートアップがまともに闘っていくというのは殆ど無理な話だろう。だが本書を読むとそこで簡単に諦める必要も無い、著者が語る様に今やソフトウェア産業は世界を食い尽くす勢いで成長している。このような産業の源泉が永遠に1地域にとどまるというのは、それはそれで考え辛い事だ。
シリコンバレーが産まれた理由にはいくつかの偶然はあるものの、基本的には人が手を加えて作られたITベンチャーの聖地だと思っている。そうであれば別の地域でも「真剣に」取り組めば作る事も可能だと思う。ただし、それを実現するにはポールグレアムも語る様にハッカーという一風変わったキャラクターを持つ集団を許容して育んで行く文化は絶対的に必要だろう、いつかは日本にもそういうフィールドが出来る事を強く願う。
Posted by ブクログ
【本日の一冊(^O^)】
Yコンビネーター シリコンバレー 最強のスタートアップ養成スクール
これは、スタートアップを目指す方は必読ですね!
シリコンバレーの生の姿が読み取れます。
シリコンバレーが優れているところ、そのは起業家精神が他の国や地域よりも秀でているわけではなく、多くの創業者の集中だという。
「スタートアップが集積していない場所にいることは、スタートアップにとって害になる」
「他の地域では、人が大胆さに欠けるなどということではなく、手本に欠けていることが問題なのだ」
スタートアップの最終的な成功率は、0.3%くらいかもしれないと言う、創業者のグレアム氏。
ここ本を読んで、ワクワクするか、自分には無理と思うか。
シリコンバレー屈指の養成スクールへの密着取材の中から、シリコンバレーの今を知ることができる一冊です。
Posted by ブクログ
Dropboxがこの世に生まれることを助けたことで世界的に著名なスタートアップ・ファンド、Yコンビネーターを描いたノンフィクション。
これまであまり知られることがなかったYコンビネーターの内幕を、2011年夏期を軸にした長期取材で明らかにしている。
Yコンビネーターのメンバーの中でも、やはりポール・グレアムのキャラの強さは飛び抜けていて、読めば、ポール・グレアムのファンになること間違いなし(笑)。
2011年夏期のYコンビネーター参加スタートアップには、今をときめくCode AcademyやMongoHQ、Parseなどがあって、おぉと思わせられた。オススメ。
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ビジネス・実用
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