血痕は語る

血痕は語る

小説・文芸
1,320円 (税込)

6pt

3.0

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犯罪現場には血液や体液がさまざまな形で残されており、多くの捜査情報が得られる。科学警察研究所で血液、体液、DNAの鑑定に長年携わってきた女性鑑定官が語る事件の数々。

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    Posted by ブクログ

    清水潔さんの「殺人犯はそこにいる」からたどり着いた一冊。足利事件でDNA鑑定を行ったのが、本書の著者である。
    科学捜査とはどういうものか、かなり専門的な説明も交えて解説されている。
    実際にあった事件を紹介しているが、当然足利事件、飯塚事件は登場しない。
    それでも、最終章でDNA型鑑定について説明しており、当時は一般の人が想像しているよりも、DNA型鑑定は万能ではない、ここを履き違えると、いつかとんでもないことが起きると釘を指しているのが印象深い。

    全体を通じて、とても仕事熱心で、自分の職務に誇りを持っていることがうかがえる。
    また、幼少期から薬剤師の母の職場を度々訪れており、その経験が今の仕事に繋がっているというエピソードは感慨深かった。
    著者の指摘するとおり、環境が許す限りもっと親の職場に子供が入り込んでも良いと思う。
    その経験が子供の財産となる。

    足利事件、飯塚事件のことを知らなければ、とても信頼できる人物だと評価していると思う。
    しかし、上記事件の背景には、警察庁からの圧力もあったと思うから、著者の無責任を問うのは酷かもしれない。

    0
    2023年02月27日

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