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Posted by ブクログ 2019年12月12日
食べ歩きや旅レポは文にするとどこか嫌味があることが多い(単なるヤッカミ?)。本書に限っては全くそんなことはない。この筆者、本当に食べることが大好きな感じが伝わってくる。擬音が、多いのが面白い。
いずれの食も素晴らしいが上野聚楽の話が絶品。このテーマだけで1冊作れそう。
社員以外立ち入ることの少な...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月06日
さすがだな、平松さん。
流行り廃りの激しい「いいね!」スポットの紹介なんかとは全然違う。
歴史の重みに文学的要素まで加わった、本当においしい店を、とびっきりの表現で書き綴っている。
しばらく前の出版なので、それらの店が現在あるかどうかはわからないが、後追いで店に行く、と言う楽しみ方は不要だと思う。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月28日
食べもののエッセイは平松洋子さんや森下典子さん、旅やお散歩のエッセイは菊池亜希子さんや杉浦さやかさん、暮らしのエッセイは森茉莉さんや松浦弥太郎さんや川上弘美さん…とか、信頼しているエッセイストさんが何人かいます。開拓もしたいけど。
こちらもとてもお腹が空きました。
食べるならやっぱり美味しいものが...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月27日
様々な食にまつわるエッセイである。正確に言えば、飲食店に関するエッセイというべきかもしれない。
本当にこの方はグルメだと感心させられるが、お値段もそれ相応の料亭から立ち飲み屋、ビアホールに社員食堂まで、ありとあらゆる飲食店を取り上げ、エッセイに描いている。食べるものも様々であり、中には熊肉のよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月26日
あ、文庫本になったんだー。
と気軽な気持ちで読みはじめたのだけど、ついつい引き込まれて一気読み。
平松さんの文章はリズムがあって、一緒にお店に言っている気分にさせてくれる。
どれも好きだけど、特に印象に残ったのは、池袋、オムライス、サンドウィッチ、昭和の大衆食堂、百年も二百年も。
さらに共感をおぼえ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月09日
特にそそられたのは、たんぽぽオムライス、熊の月鍋、たこ梅のおでん!
美味しいものを表現するときの文章もすごいです
こりり という表現が面白いと思いました
美味しい食べ物、作る人たち、建物、場所、食べに行く人、色々な角度から食べ物だけではなく、風景も一緒に感じられる本です
作者の方はそこを大切に...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月30日
東西のいろいろなおいしいものを食べ歩いた記録。
所詮は言葉で、実際に食べられるわけじゃない。
そう嘯いて読んでみたが、これがなかなか読んで楽しい文章。
鎌倉の精進料理に春を感じる。
社食めぐりの記事からは、空気感も感じられる気がした。
冬の終わりにふぐやどじょうの一人鍋を楽しむ。
上野の大衆食堂...続きを読む
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