科学は誰のものか 社会の側から問い直す

社会・政治 10位

科学は誰のものか 社会の側から問い直す

628円 (税込)

3pt

4.0

遺伝子組換え作物から再生医療まで、暮らしに深く関わる科学技術の問題にどう向き合うか。哲学、政治学など文系のアプローチを用いて科学を見つめれば、サイエンスの「不確実性」や、テクノロジーに埋め込まれた「政治性」が見えてくる。科学技術と社会がいかに深く作用しあっているかを解き明かし、専門家と素人の知性を架橋するSTS(Science,TechnologyandSociety,科学技術社会論)入門の決定版。

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科学は誰のものか 社会の側から問い直す のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    科学とは自然法則の発見など、この世界の真理を知る営み。

    科学とはに始まり、その歴史、問題点と可能性。

    公共ガバナンスを通して、科学が問えない問いを問う。

    科学技術ガバナンスの入門書。

    世の中に対する新たな見方。さっくり読めてオススメ。

    0
    2010年11月15日

    Posted by ブクログ

    科学を使って知識を創出しようとしている人間にとっては、自分の扱っている物の長所、短所、そして周囲の環境とのかかわりを考える上で参考になった。
     科学は出来事を100%説明する事はできないし、複雑な現実に1つの答えを提供する事もできない(不確定)。しかし、科学の手法をつかうことで、少しでも事実・真実に

    0
    2010年10月09日

    Posted by ブクログ

    これは勉強になりました。
    科学技術社会論の出発点には最適かと。そしてこの分野は自分が結構勉強してきたハーバーマス=公共圏の議論ともむちゃくちゃ関係があるのだということを認識。とりあえず、僕はこの本と小林先生『トランス・サイエンスの時代』を熟読せねばと。あとやはりハイデッガー『技術への問い』ですね。

    0
    2012年04月22日

    Posted by ブクログ

    第一章では科学技術にとって曲がり角となった1970年代の雰囲気がまとめられている。第二章では市民社会の台頭という観点から科学技術ガバナンスという概念が紹介される。日本では1995年の地震をはじめとする一連の出来事が、英国ではBSE問題が転機と捉えられ、科学なしでは解けないが、科学だけでは解けない問題

    0
    2011年10月15日

    Posted by ブクログ

    科学技術は絶対ではなく、その判断基準は倫理的問題である。
    政治家や技術者に任せるのではなく個人が一人ひとり考え、皆で意見をぶつけ合うことが必要になる。この本は科学の見方を知る本であり、新たな科学技術の知識をえらるわけではない。

    0
    2011年09月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本書は、科学技術の進歩によって生じた弊害に焦点を当て、原発やBSE問題、公害など様々な問題を見ながら、科学の在り方、政府や専門家任せにせず、自分たちが情報リテラシーを身につけ「科学技術と社会」のこれからを考えるべきだと論じている。

    本の構成は、問題提起が明確で、段取りや例示を多用して分かりやすく書

    0
    2013年04月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    著者はもともと物理学を学び、そこから社会学に「文転」した方。科学技術社会論という、ちょっと耳慣れない分野について、丁寧に論を展開されています。
    同列で扱われがちな「科学」と「技術」をしっかり定義して使い分けてる時点で、個人的にはけっこう高評価でした。中身も、実例を挙げつつ自分の口調でしっかり論じてい

    0
    2012年05月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・1960年後半に始まった緑の革命(穀物類、高収量品種の発展途上国導入)後70年から90年までに世界の人口一人当たりの食糧供給量は11%増え、飢餓人口は16%減ったが、中国以外の国では飢餓人口は20%増えている。モノカルチャーによって自給に回らない、高収量発揮のためには初期コストが比較的高い、などが

    0
    2012年07月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大阪万博を境にどのように日本で科学の位置づけが変わってきたか?
    また、科学のあり方をどの様に捉えるべきか?を考えさせられた。
    社会の中に科学はあるという点は共感できた。

    0
    2012年02月19日

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