死後のプロデュース

死後のプロデュース

720円 (税込)

3pt

流通ジャーナリストとして活躍していた金子哲雄氏。その妻で編集者の金子稚子氏が、死の準備とエンディングノート、夫妻の「引き継ぎ」について語る。金子哲雄氏が、死の準備に積極的に取り組んだことはすでに知られている。葬儀に限らず、生前にさまざまなことを稚子氏に頼んでいる。しかし、エンディングノートは残していない。なぜなら、時間をかけて、妻・稚子氏に十分な引き継ぎをしていたからだ。結果的に稚子氏は、その引き継ぎによって、残された者たちが「悲しみすぎない」生活を送れることを実感する。大切な人を亡くした、厳しい悲しみは決して癒されるものでも、乗り越えるものでもないのかもしれない。しかしこの時、大きな支えになるのが引き継ぎではないか、と考えた。悲しみは悲しみとして抱えたままでも、それはそれとして次に進むために。残す人も残される人も参考にしたい、生と死を冷静に見つめる一冊。

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死後のプロデュース のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年09月17日

    【死の悲しみを和らげる方法論を教えます!】
    41歳という若さで亡くなった、流通ジャーナリスト金子哲雄氏が生前から行っていた奥さんとの「死の引き継ぎ」。この引き継ぎこそが、大切な人の死の悲しみを和らげる唯一の方法なのである。

    引き継ぎを行うことは決して難しいことではない。
    ・日常的な報・連・相の実施...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月09日

    生きてることの延長線上に死がある。
    今を大切に、家族を大切に、出会いを大切にしたいと改めて考えさせられた1冊。

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    Posted by ブクログ 2015年10月21日

    故・金子哲雄氏の未亡人の金子稚子氏による、亡き夫の死のプロデュースと、死を受け止める側について綴った一冊。

    金子哲雄の死のプロデュースも見事だけど、それも支える彼女あってのこと。
    そして、死を悲しみつつも「悲しみすぎずに」受け止める彼女の姿勢に心打たれた。

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    Posted by ブクログ 2014年01月04日

    40代で夫に先立たれてしまった著者の悲しみがヒシヒシと伝わってきたが、それ以上に芯が強くて素敵な女性だなと思った。
    彼女の夫が病魔に蝕まれる前までは毎日とても楽しい生活を送っていたんだろうと思う。
    夫にしろ妻にしろ若くして先だたれてしまうと本当に切ないですね。

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    Posted by ブクログ 2013年07月25日

    金子氏はTVで観ているだけだが、彼の思考は非常に楽しく好きであったため、亡くなったことはショックだった。

    その奥さんが書いたのが本著である。
    タイトルを見ると「プレゼン」にも思えるが、内容は「引き継ぎ」「死生観」。

    死を人生の通過点として捉える死生観、引き継ぎは以降も関係が続くものと書かれていた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月01日

    お客さんがこの方のセミナーを開いたというご縁で出会った本。
    死をどのようにとらえるか。
    パートナーとはどんな関係でありたいか。
    そんなことを考えさせられました。
    手を差し出すだけの人が多いけれど、手を差し出されたものをつなぎ合うこと、相手の気持ちを理解することが大切だという言葉を読んで
    貴方の気持ち...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月15日

    41歳の若さで亡くなった金子哲雄さんの奥様の著書

    生きることと死ぬ事は同じ
    引き継ぎ
    死後も身近にいて いつでも交信しあえる

    おひとり様なので死後の始末の為にも「エンディングノート」をそろそろ視野に入れた方がいいのかな なんて思ったりしてたけど・・・引き継ぎさえしっかりしていればエンディングノー...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年07月28日

    金子哲雄さんの「僕の死に方」をもう一度読み返したくなった。ただ、この夫婦の絆の強さには圧倒されまくりで、付いていけない部分も多々あった。また口調が柔らかな割に自分の気に入らない考え方や風潮に攻撃的で、読むのがつらくなった(特に後半)。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年04月15日

    不思議な気持ちになった。
    死に行く人との感覚を感情をこめて、でも客観的に綴った本。こんな本ってあったんですね。
    全部は理解しきれません。やはり夫の死を経験しないとわからないのかもしれない。
    金子さんの感覚、わかるところもあるし、難しいなと思うところもある。
    こんなにポジティブに死を考えられるお二人は...続きを読む

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