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Posted by ブクログ 2021年12月19日
本書の題名の「いねむり先生」とは、色川武大(阿佐田哲也)のことである。妻である夏目雅子を亡くした主人公である伊集院静は、自暴自棄的な生活を送っていた。その時に知人から紹介されたのが、「いねむり先生」である色川武大だ。先生との付き合いを通じて、伊集院静立ち直ってゆく。
小説は、伊集院静が妻を亡くして2...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月03日
“サブローくん”の“先生”に対する愛情のフィルターが心地よくて、読んでいると暖かい春の日にそよ風が吹いているような感じを覚えます。
阿佐田哲也氏の本をまた読み返したくもなりますが、心地よさが懐かしくなってまたこの本に帰ってきそうな気も。汐湯の後、ベンチで居眠りしている「あんな風な先生」の方が私も好き...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月30日
僕はギャンブルをやりません。すごく弱いんですよ。パチンコも麻雀も、少しやってみたのですがビギナーズラックすらなくて、まったく勝てる気がしないんで、ハマらずに済んでいます。
で、博打打ちの話にはどこか憧れを抱いてしまうのです。自分にはないスケールの大きさとか大胆さとか。なんか自分がつまらない人間のよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月06日
伊集院静 『いねむり先生』 (2011年4月・集英社 / 2013年8月)
サブローと先生。
この二人の距離感が素晴らしい。
互いに敬愛しあう二人ではあるが、べったりではない。
先生はサブローに手をさしのべるが、ずかずかと踏み込むわけではない。
二人はただ寄り添うのみである。
お互いに病や孤独、喪...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月21日
女優だった妻の死後、アルコール依存、ギャンブルに溺れ、壊れてしまったボクは「いねむり先生」こと色川武大に出会う。伊集院静先生の自伝小説の真骨頂がここにあります。
この本はサブローこと伊集院静先生が女優である奥様を亡くされて酒やギャンブルにおぼれにおぼれていた時期から、作家にしてギャンブルの神様で...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月28日
このタイトルは突然寝てしまう色川武大(阿佐田哲也)の持病であるナルコレプシーを指しているタイトルとのこと。 筆者の、雀聖と言われた博打うち阿佐田哲也への敬慕と愛溢れる作品。 勝負の世界に生きる人間の、あくまでも自然体でそれでいて見返りを求めない本当の優しさ、本当に豊かな人間関係とは何かということを考...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月03日
著者の自伝的小説。
最愛の人を亡くした「ボク」は、酒とギャンブルに溺れ、自暴自棄の日々を送っていた。
そんな中で出会った「先生」は、ギャンブルの神様と呼ばれる作家。
「先生」に誘われ一緒に「旅打ち」に出かけるようになる。そこで描かれる二人の友情が、とても切なくて優しくて、温かい。
奇妙・チャーミン...続きを読む
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