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1年で稼いだ額、150億ドル。
ジョン・ポールソンはサブプライムローンの破綻を予測し、一世一代の取引によって、巨万の富を手にした。彼は、単に取引を成功させたというだけではない。不動産投資に全く縁のなかった無名の投資家が、金融史上最大の取引を成功させたのだ。思い上がったウォール街の金融家たちの失敗を尻目に、金融崩壊の真っただ中で大成功を収めた。なぜ政府やFRB、投資銀行はバブルに気づかなかったか? なぜポールソンはそれを見抜くことができたのか?
ウォール街の歴史を塗り替えた男の驚くべき舞台裏を、ウォール・ストリート・ジャーナル紙のトップライターが見事に描き切った迫真のドキュメンタリー。
「まるで推理小説だ!」――ニューヨーク・タイムズ
Posted by ブクログ 2014年02月23日
リーマンショックに至る金融バブルの最中、住宅価格の上昇が止まることにより破綻することに賭け、そして勝ったジョン・ポールソンの物語。
同じく金融バブルで反対に掛けて勝った人たちの物語をつづった本としてマイケル・ルイスの『世紀の空売り』があるが、マイケル・バーリやドイツ銀行のリップマンなど登場人物が重...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月02日
ジョン・ポールソン。彼は思い上がったウォール街の金融家たちの失敗を尻目にサブプライムローンの破綻を予測し、一世一代の取引によって、1年で150億ドルという巨万の富を手にした。本書はその記録です。
僕がこの本を読むきっかけになったのは、ニューズウィークの日本語版で多くの誌面を割いて、この本の特集が組...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月02日
大変面白かったので、ノンストップで一日で読み終えてしまった。
金融商品売買に関することだけでなく、それに関わる人物のドラマや、ジョン・ポールソン自身の生い立ちやキャリアヒストリーにも触れて話が展開されており、非常に綿密な取材で生み出された作品と分かる。
また、サブプライムの話だけでなく、金融史も振り...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月07日
米国の住宅バブルの崩壊に賭けて、巨万の富を築いたヘッジファンドのジョン・ポールソンの話。綿密な調査から、住宅市場や金融システムの仕組みや行く末を見抜き、サブプライムローンを分析しCDSに目をつけていく過程は興味深い。金融システムが破綻するようなバブルがどのように発生して膨らんでいったか、当時の人々が...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年01月10日
サブプライム証券のデフォルトに端を発した金融危機では、リーマンブラザーズ、ベアースターンズ、メリルリンチ等の大手金融機関が倒産・救済に追い込まれた。いずれもかつては、サブプライム証券の組成・販売で多額の利益を享受していた金融機関である。
その混乱の最中、莫大な利益を上げウォール街の注目を一身に集めた...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月17日
キャッチーなタイトルから、読みやすい本であると思ってしまうが、確かに初回(今回は再読)よりも格段にこのからくりについての前知識も増えてそれが読んでいて登場人物それぞれの葛藤が目に取れるようにわかり面白かった。だが読み進む速度が遅く感じられた。総ページ数400にもなるから当然だと思いたいが、これを翻訳...続きを読む
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