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Posted by ブクログ 2016年02月18日
ラストまでドキドキさせる骨董界ミステリー。
同じ骨董系のお話だけど、「孔雀狂想曲」とはうってかわってシリアスでシビアな話です。
丁々発止のやりとりは「孔雀~」でも出てくるけれど。
それから「花の下にて春死なむ」のビアバー「香菜里屋」が登場したり、別シリーズの主人公蓮丈那智も話の端に出てきたりでニヤリ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月07日
再読。
骨董に詳しくないのでどこまでリアリティーがあるのかは判断できませんが、そんなことは関係なく楽しめる緊張感に溢れた描写はさすがです。
陶子さんの無理して突っ張っているところは無敵の蓮杖那智とは違う魅力がありますが、共通する凛とした雰囲気に最近のキャラ重視のトレンドとは違う北森氏のこだわりを感じ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月14日
「旗師」宇佐見陶子シリーズの1作目です。
興味深い世界を堪能しました。
なかなか素人には敷居の高い骨董の世界。
専門的な説明もあって硬くなってもよさそうなのにそうならない。
決して軽いテンポの文章ではないのに読み易い。
何故か?
たぶんエンターテイメント性が高いから。
主人公陶子とカメラマン硝子...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月01日
古美術ミステリーと聞いて、テレビの2時間サスペンスみたいなトンデモ系かと思いきや、本格的に読ませる話で、引き込まれた。
何より、骨董に関する記述が専門的で細かいのに、知識の全くない自分でも面白く読める。蒔絵の文箱の文様の描写など、見たことがあるかのように鮮やかに頭に浮かぶ。
ただ、知識的なものよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月05日
旗師・冬狐堂シリーズ第一弾。
目利き殺しを仕掛けられた陶子が、仕掛け返そうと決意するが、
そこには別の思惑が入り込んでいて、骨董商や贋作者、
大学教授から保険会社の調査員に博物館の研究員までが
入り乱れての壮大な騙し合いに発展する。
「なんて世界なんだ、まったく!」と陶子がボヤクほどにスゴイ。
どこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月15日
古美術ミステリーの大傑作です。
詐欺なら騙すほうが一方的に悪いが、こと古美術に関しては鑑識眼がない騙されるほうが悪い。
店舗を持たない骨董商(旗師)の冬狐堂・宇佐美陶子は、まんまと同業の骨董商に騙され贋物をつかまされるが、贋物をつかまされたという噂がたてば自らの信用に関わるので、訴えることも...続きを読む
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