弟

784円 (税込)

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自由に生きた小樽、湘南の少年時代。海との出会い。父の死と経済的逼迫。無軌道な青春時代を経て、一躍映画界の大スターへ。そして憧れの女優、北原三枝との結婚と独立プロの設立。栄光と比例するように襲いかかる病魔との闘いの日々。たった一人の弟・石原裕次郎の生と死を透徹した眼差しで描き出す感動のミリオン・セラー小説、待望の文庫化。

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弟 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年11月07日

    喰はず嫌ひだった石原慎太郎
     いままで読みもしない癖に、豊﨑由美と同じやうに傍若無人の逸話だけで、あるいはイデオロギー的に反対の立場だったので石原を喰はず嫌ひしてゐたのだが、これを読んでそんな自分を反省した。
     ベストセラーは大概くだらないのだが、これは裕次郎を知らない私でもおもしろい。すごい逸話が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月21日

    父が石原裕次郎さん好んでいた理由がわかった気がする。自分は世代ではなく知らなかったけど、ほんと破天荒な人。慎太郎さんも。色々なことを思い出した。

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    Posted by ブクログ 2022年02月22日

    2022年2月1日石原慎太郎の逝去の報を聞き、同書を手に取る。裕次郎と慎太郎氏の父の思い出から幼少時代に始まり、裕次郎氏の臨終までの同書の章「血族」に最も記されている濃密な兄弟の交わりに心が震えました。恩寵によりその時代の先駆けを勤めた二人。俳優、歌手としての裕次郎氏、作家.政治家としての慎太郎氏。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月18日

    病に犯され死んでいった弟石原裕次郎を
    兄石原慎太郎が書き上げた私小説。

    読んでいるだけで、涙が出てくる。
    慎太郎さんは
    どんな想いで書き上げたのだろうか。

    夏真っ盛りのこの時期に読みたくなった。今更ながら、ミリオンセラーを記録した
    素晴らしい作品。
    読み終わってしまうと、裕次郎さんは死んでしまう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月29日

    生き方、死に方を考えさせられた。
    優等生な兄と、自由奔放の弟。だけど、石原裕次郎は子どもが授からなかったし、病気や怪我も多かった。どちらが良いという訳では無いが、どんな人生にも良し悪しがあるもの。
    しかしこの兄弟は、事あるごとにお互い相談したり仲の良さも伝わった。大人になってからも、一緒にお酒を飲ん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    大学関連でごたごたがあったのでアレですが、小説家としての石原慎太郎は結構好きです。裕次郎さんの作品を観たことはなくても、彼のカリスマ性とその生き方を身内視点という不思議な側面から垣間見ることができます。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    昭和のヒーロー、石原裕次郎と、その兄、慎太郎の物語。石原慎太郎都知事が少年時代から闘病生活のときがどんなであったか、まで独白しています。

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    Posted by ブクログ 2018年08月16日

    石原裕次郎の一生を兄の目線から綴った一冊。
    昭和の男らしい、豪快な人生が好きなら楽しめると思う。その時代の映画見てるみたいだった。

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    Posted by ブクログ 2018年04月09日

    石原裕次郎さんと言えば、父母世代の有名人で、私にとっては、太陽に吠えろのボスや西部警察で偉そうな顔しているおじさんであった。一方の作者の石原慎太郎さんは、国会議員から東京都知事になって言いたい放題の人と言うイメージであった。

    この作品を読んで、この兄弟の歩んだ道について知ることができた。すごく恵ま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年06月09日

    私にとって石原裕次郎は「太陽にほえろ」の「ボス」という印象が圧倒的に強く、昭和の大スターであったことがなんとなくわかったのはずいぶん後だった。本書ではその大スターの兄だからこそ知りえる弟裕次郎の幼少期から、その死までのエピソードと著者自身の心情がたっぷり記されている。ちょっとオカルティックな話もあり...続きを読む

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