アキタランド・ゴシック 1巻

器械

ここは北国のとある県。日照時間の少なさとは対照的に、前向きで変わった県民が生活しておりました。ツノの生えた女の子・アキタもその一人。持ち前の理屈っぽさと、子供ならではのポジティブ性で、今日も楽しく過ごしています。創作界で絶大な支持を誇る器械の初コミックス、いよいよ、いよいよ……。

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 青年マンガ
• 出版社: 芳文社
• 掲載誌・レーベル: まんがタイムきららMAX
• 電子版発売日: 2013年10月04日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 45MB

[ブクログ · ★★★★★]

日常の中にホラーテイストな物事が自然に馴染んでる奇妙な世界観を可愛らしい絵柄で描いてる、独特の空気感が印象的。
海外の絵本っぽいけどギャグのテンポ感は読み慣れたきららの感じで、他にはない独特な読み味だなー。
主人公のアキタちゃんも可愛くて魅力的。

[ブクログ · ★★★★★]

おさげ！ジト目！百合淑女！ゾンビ！洋ゲー！バカ姉貴！！そしてsteamホリデーセール！女児！！　北の魔境を舞台に少女たちがゆるーくシュールに語り合う新感覚非日常コメディの１巻。ゲームが好きでクトゥルーが好きでプラモが好きで百合好きなら、是非

[ブクログ · ★★★★★]

どこか変わった故郷「北国」に住まう三人の少女、アキタ、アサヒ、コマチのお話。

これは素晴らしいです。舞台となる「北国」の独特の空気感がとにかく素敵。この世ならぬ住人が集うフリーマーケット、踊りで彼岸へのゲートが開く夏祭り、良い子にはプレゼントを送り悪い子は連れて行く翁面の怪人「紅翁」などなど……明らかに異空間と接しているにもかかわらず違和感を微塵も感じさせません。どこか奇妙な日常的な雰囲気の作り方が絶品です。ある意味で諸星大二郎先生の名作『栞と紙魚子』シリーズに近いかもしれません。

ツノ少女・アキタを筆頭としたキャラクターたちの愛らしさも特筆もの。個人的にはアキタ大好き少女のアサヒと、フレンドリーな隣人のゾンビさんが好きですね。

あとクトゥルフ様の雪像や除雪車「雪をむさぼるもの」など、みんな大好きクトゥルフ仕込みも散見されるのでその筋の方々も是非。

[ブクログ · ★★★★☆]

良くあるゆるキャラ4コママンガかと思いきや、地方の風習やファンタジーな要素を織り混ぜて作られた世界観は、言い方は悪いがそれだけでこの作品の魅力となっている。
ストーリーやキャラクターで魅せてくれるのか今後に期待したい。
それと、作者は結構な洋ゲーマー。