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Posted by ブクログ 2016年05月22日
2016年、20冊目は宮木あや子。
財政界に強い影響力を持つ「永代院」は一般には知られず、地図にも載らない場所にあった。
永代院に纏わる連作短編、5編収録。
『雨の塔』の続編(?)的位置付けの作品。『雨の塔』の全寮制女子大も随所に出てきますし、その成り立ちもわかるので、やはり、ソチラを先に読ん...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月07日
ある一部の人たちからは神と崇められ、地図には載らない秘密の地、特別な一族がこの日本にはいる。
ぞくぞくするような面白さで、一気に読み切りました。
現実離れした物語を読んでいるような気でいたら、ふいに鋭い問いかけがあったり、世界観に浸りつつも、神のいない世界を想像したら味気なくて寂しい気持ちになりま...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月06日
『雨の塔』と双璧をなす、ともその続編とも言える1冊。
第1章の「野薔薇」を読んだ段階では、「源氏物語の現代版か?」と思ったが、そんなありふれた物語ではなかった。
『雨の塔』では謎のままに終わった“岬の学校”の正体が明らかになる。
読みながらずっと『雨の塔』より前の話なのか後の話なのか考えていたが、...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月02日
ああ、良かった。相変わらず、イイ。けれど「ちょっと宮木あや子って人の本を読んでみたい」という人には、まず他の作品から入ってください。と言っておいた方が無難かな? と思う作品です。私自身まだ著作全てに触れたわけではないのですが、微妙に感触が違うんですよ。いつも以上に(この作品と関連のある「雨の塔」より...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月21日
イラストが鳩山郁子さん、帯が宝野アリカさん、解説が皆川博子さん、という、とても豪華な、宮木あや子さんの小説です。
解説で、皆川博子さんも書かれていますが、私も、前半の、永代院の楽園(或いは鳥籠)を読んで、映画の『エコール』を思い出しました。
私もやはり、同じ原作から映画化された『ミネハハ』よりも、...続きを読む
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