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問題を解くとはどういうことか。それは問題にこめられた「手がかり」と「雑音」に耳をすますこと。カリスマ予備校講師の問題提起!
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Posted by ブクログ
試験勉強って、すごい精神力だよね。 今の子達は、向き合い方が柔くなったと思うのは、私が歳をとったからだろうか。
今になって経済学やら有機化学やらといった類の本を、門外漢の私が読んで、むしろすらすらと理解できるのはなるほど、そういうことだったのかと納得した。 きちんとした日本語で書かれていたので非常に読みやすかった。
著者の本を詠むのは初。 (当然,授業を受けたことはない。) まず,タイトルからしてワクワクするとゆー。笑 そして,著者の教育観が語られる。 内容は,期待していた通り。 試験勉強・受験勉強は,知識の詰め込みではない。 それは答えのある世界ではあるものの, これから先,社会に出て未知を読み解くこと...続きを読むを続ける前の訓練だと考えれば, 大学受験が大人になるための通過儀礼だということにも納得がいく。 私自身,大学受験までの勉強では 知識の詰め込みをしてきた部分もある。 だからこそ,これから世の中に出ていく中高生たちには, 勉強を通じて努力をすることを,未知を読み解くことを,知ってほしい。 私は塾講師のはしくれとして,そのことを追求していく。 ※もちろん,世の中のみんなが大学受験をしなくては,て,ことではない。 大学に行かなければ,一般的に社会に出るのが早くなり, 年齢が低い分,より苦しみながらも, 大学時代を子どものままで過ごすよりも若い内に大人になるから。 ちなみに,メインの内容(問題とは/勉強法とは)は 著者の専門である英語の話題を例に上げて進むことが多い。
超有名予備校講師の教育論(?) 偶然か、自分と思想が同じことにビックリ。 「指示待ち」であったり「与えられたものをこなす」生徒が多いことを自分自身も実感している。こういう思想をしっかりと伝えていくことは大事なのだなと改めて感じた。「自分で考えて動ける人間」を育てていきたい。
試験で問われることがまとめられている。 大学受験の英語だけではなく、中学受験の問題を例に出しながら、解説を進めている。
代ゼミ英語科のドン、富田一彦氏の著書。 実際の出題を例に取り、受験問題がどのような意図を持って作られており、それにどうアプローチするべきかを説かれている。 小手先のテクニックではなく、手がかりを冷静に探す観察力、ヒトの優位性でもある抽象化に基づく知識・知恵、それらを駆使した思考による判断によって...続きを読むのみ正解は導かれるべきだという方法論は、受験問題に限らず、基本の重要性を改めて認識させてくれる。
基本的には、考え方に大賛成。思わずうなずくところが何箇所もあった。特に後半。ただ、ちょっとくどいかな・・・。おそらくいろいろな反論、批判をあらかじめ想定して、それらに再反論できるような書き方だからだと思うけど、もっとシンプルに筆を運んでいただいた方が迫力があったのでは・・・と思った。が、そういうとこ...続きを読むろも含めて、大共感の本でした。「2」も読みます。
大学受験生であった当時、ダメ受験生であった自分の意識が変わるきっかけを与えてくれたと今も思っていている人による、試験勉強の考察(?)本。 やはり、刺激的。 試験とは何か、試験の悪評に対する反論などなど。 試験に悩まされている人、試験って何だったんだろうと思っている人には一読の価値ありと思う。
試験で本当に問われている能力とはなにかを教えてくれる本 科目の違いはあれど、必要な能力は同じようなものだという見解には深く共感できる 受験生であれば一見の価値あり
『英語の富田』と異名をとる人気予備校講師である富田一彦氏が、『問題を解く』とはどういうことであるかを詳細に語る一冊です。氏の講義や参考書同様、粘っこい展開で賛否両論が分かれるところだと思います。 僕は浪人時代を送っている頃、富田氏の講義に出席しては板のですが、その内容についていくことが出来ずに、前...続きを読む期で打っちゃってしまったと言う過去がございます。ですので、富田氏の言葉に触れるのはかれこれもう10年以上を隔てていることになります。ここでは、氏の真骨頂である英語を中心に『問題を解く』ということについて、あらゆる角度から施行・分析し、解説を加えた物になっております。 本書は二部構成となっており、第一部では『問題はどのようにしてできているか』というタイトルで、富田氏の出身大学である東京大学の問題を例にして、「いかにして問題にアプローチするか」や「受験生が陥りやすい失敗」などを具体的に示し、試験問題を通して『施行』を重ねるということがどういうことかを解説しておりました。個人的には予備校時代同様、ほとんどついていくことはできませんでしたが…。ただ、試験問題は『テキストを覚えて時間内にそれを再現する』だけではたどり着けない境地がある、ということだけはなんとなくわかったような気がいたしました。 第二部は『有効かつ有意義な勉強王』と銘打ち、どのような知識を手に入れるべきか?や観察力や得点を取るための『判断力』についての氏独特の考察がなされ、氏の執筆している参考書同様、粘っこい解説が展開されているわけですが、これに関してはなんとかついていくことが出来、『問題を出す側』がどのようなことを考えているのか?また、どういったところで受験生を『陥れようとしている』のか、などのことがわかり、そういった上でどのように試験勉強をしていけばよいのかが書かれており、今後自分が資格試験などの勉強をする上で、富田氏がここで解説していることが何らかの形で役に立ってくれるのではと、そんなことを読み終えた後に考えております。 ただし、氏の講義同様、受け付けられる人とそうでない人がくっきりと分かれるかもしれないということを最後に付け加えておこうと思います。
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