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Posted by ブクログ
ビジネスの場面で用いる分析手法に関して詳細に説明されている。
普段行っている仕事と照らしながら読み進めた。
一般に行われる分析を分類し、それぞれの類型に関して説明を加える構成は明快だった。
└ 分析の類型:大きいものを考える、分けて考える、比較して考える、変化/時系列を考える、バラツキを考える、過程/プロセスを考える、ツリーで考える、不確定/あやふやなものを考える、人の行動/ソフトの要素を考える
それぞれの分析の具体例・グラフを参照しながら、「どのような背景でこの分析が行われているのか?」を考えながら読み進めることで、抽象的な分析手法の概念と具体的な事例を行き来しながら読み進められた。
一方、実業務でこの引き出しを瞬時に出せるレベルにはないため、定期的に本書を振り返るとともに、分析手法をさらにマスターしていきたい。
Posted by ブクログ
・分析は、物事を分類・比較して、類似や差異を考え推論すること。
・ただ分ければ良いわけではない。有効なセグメンテーションは施策に効果的に反映できるよう工夫されたもの。
・比較も同様に、ただ比べるのではなく、目的に応じてアップル・ツー・アップルで比較する。
・戦略は資源の適切な配分。
・過去の経験やパターンを考える際は、その現象そのものはヒントにすぎず、そのヒントの背後にどのような理由、根拠があるか、そのパターンが今回も繰り返しされるのが妥当かよく考えて検討することが大切。
・PPMで会社内の事業や商品の整理して、ビジネス・システムで各々の事業・商品のアウトプットまでの流れを見て配分を最適化する。
・ビジネス・システムを戦略的に扱う上で、KFSやレバレッジを追求する考え方と異なるアプローチは3つ。
①フィックス(各工程の最適化
②バランス(工程間の整合性を取って調整
③リデザイン(既存のビジネス・システムを前提とせず、最終のアウトプットのみ着目して、新しい視点で設計
※各工程を全く新しいものに差し替え、やり方を新しくするなども該当する
・デシジョン・ツリーで未来の選択をするときの確率評価をする。確率の置き方や各数字の変化量の設定次第で全く異なる結果になるから注意。
※売上が20%上がるのか10%上がるのかの設定とか。50%の確率か30%の確率か、とか。
Posted by ブクログ
※再読
プロジェクトでなんか上手くいかないと感じるときは、①答えるべき問いがそもそも違う、②(問いに対する)メッセージが研ぎ澄まされていない、③メッセージの伝え方が良くない、の3点だと思います
この「意思決定のための分析の技術」は①・②の処方箋として、事あるごとに読み直しています
・全体としての意味付けを忘れない為に、全体像と個別に論じるべきことの重要度を判定する
– 重要なものから順に検討する
・分析からのメッセージは、「経営上の判断を助け、効果的な打ち手」に繋がるか
– マネジメント・インプリケーションになっているか
– 経営への効果や経営上の意味合いは何か
Posted by ブクログ
■分析の切り口
分析の基本は、「大きさを考える」、「分けて考える」、「比較して考える」、「時系列を考える」の四つである。そして、そのバリエーションとして 「バラツキを考える」、「プロセスを考える」、「ツリーで考える」という工夫が生まれる。
①大きさを考える
分析することやアイディアを出す前に、対象の大きさ(影響)を考えるべき。
「君が事実や数字をつかんで、物事の因果関係を分析・理解し、解決のアイデアを次々と出す能力があることはわかった。ところで、その一つひとつをすべて実行したら、いったいいくらの金額が儲かるのかね?」と言われてしまう。
大きさをグラフで表現したもの
②分けて考える
世の事象は諸要素が融合して混然一体となっており、これを正しく理解するためには総体としてとらえるだけでは不十分で、「分けて、個々の要素を吟味することによって、はじめて本質を正しくとらえることができる」。
非常に頭のよい人でも、同時に三つのことを考えることのできる人はまずいないが、普通の人でも同時に二つのことまでは考えられる。
・縦と横の2軸
③比較して考える
一つの事象を単独でいくら細かく分けて検討してもできなかったことが、二つ以上の事象を比較検討することにより、そのなかに含まれる法則性や諸要素間の相互作用や重要性の程度を判別することができる
④時系列を考える
繰り返しのパターンが現れるとき、その現象の背後にどのような法則・要因があるのかを注意深く検討してみなくてはならない。
はたして降雪二年周期説には、単なる過去のデータ以上に、気象学上、人を納得させるような何らかの根拠があるのか。「ある」と答える人はいないであろう。そうだとすれば、降雪二年周期説は、単なる偶然と見たほうがよいことになる。
⑤バラツキを考える
分布表にすることで、バラツキとその傾向を探すことができる。
⑥プロセスを考える
プロセスに分けることで、MECEに検討することができる。
Posted by ブクログ
戦略系コンサルタントとしてマッキンゼー・アンド・カンパニー等で活躍し、その後独立したやり手の著者が、経営に資する「分析の技術」について、その整理・体系化を試みたもの。
戦略系コンサルタントが実践している「分析」の切り口や方法論、ノウハウについて知ることができ、勉強になった。特に、「大きさの程度」(オーダー・オブ・マグニチュード)の考え方、クリティカル・マスの考え方、MECEの考え方、マネジメント・インプリケーションを考えて分析の切り口を考えるということ、アップル・ツー・アップルの考え方、デルファイ法の考え方などは、これまでに聞いたことがあるものもあったが、改めて整理して認識することができ、参考になった。
本書は民間企業の経営に資する分析を主に取り上げているが、この「技術」はパブリックセクターにおける政策課題の分析などにも役立つものだと思われる。
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